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「Aさん! どこに行ってたんですか?」
「キッド追ってたら見失っちゃって、船内探し回ってたのよ……スカイデッキも一度見たんだけど……」
「たった今、そこの窓から逃げていきましたよ」
「えっ! 指輪は!?」
「それならここに……」
蘭が差し出した指輪にほっと胸を撫で下ろすA。
「よかったぁ……ありがとう、蘭ちゃん」
「いえ! 宝石が無事でよかったです」
「ねえ、Aお姉さん!」
「どうしたの、コナンくん……って、何この包帯! 怪我したの? 大丈夫?」
「ボクは平気だよ! それよりさ、聞きたいことがあるんだけど」
「そっか……聞きたいことって?」
コナンに目線を合わせてかがむA。彼女と出会ってまだ日は長くないが、鈴木Aという人はどちらかと言うならば「いい人」だった。
子どもたちの面倒見もよく、大抵の人間には人当たり良く接し、しっかりとした考えもある。いざと言う時には度胸もあって頼れる人。
しかし、おかしなことはいくつかあった。例えば……
「蘭姉ちゃんの腕に発疹が出たって聞いた時、こう言ったよね?『それならきっと、エレベーターホールで藤岡さんに腕を掴まれた時だ』って……」
「ええと……そうね、言ったと思う」
「ボク、怪盗キッドが同じことを言ってるの聞いたんだ。どうしてAさんがそのことを知ってるの? もしかしてその時……怪盗キッドと一緒にいたとか?」
「ああ、それなら……私も飛行船の上でキッドに聞いたの。コナンくんが戻ってくるまで少しだけお話をしてたからね」
「じゃあさ、どうして今までここにいなかったの?」
「どうしてって?」
「キッドを見失ったなら、ダイニングに戻ってくればいいのに。どうせキッドはいつも宝石を持ち主に返すんだからさ」
「だって天空の貴婦人はおじさまの宝石よ。まんまと盗られたままなんて悔しいじゃない?」
「そっかー……。そういえばAさんってとっても身軽だよね? 走ったり飛んだり、高いところも平気そうだし」
「ええ、昔から。今も友達とストリートスポーツで遊んだりするし。コナンくんほどじゃないけど、実はスケートボードも乗れなくはないのよ」
繰り返される問答は一定のペースを保った。コナンの追求に、さも当たり前のような顔でAが返答する。
そろそろ諦めるだろうかと思ったとき、「それとさー……」とコナンはポケットを漁ってカードを取り出した。短い文章の書かれた方をAに向けてみせる。
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ほろにがクラゲ(プロフ) - 美桜琉さん» ありがとうございます!完結しました!よかったです、今回は特に私の自己満だったので、楽しんでくれてる人いるかなー?って心配で…ホントですか!過去編!か、書いてみようかな?? (2019年9月22日 21時) (レス) id: 9807b016db (このIDを非表示/違反報告)
美桜琉(プロフ) - 完結おめでとうこざいます!ほんっとに最高でした!!過去編マジで見たいです…! (2019年9月22日 21時) (レス) id: 95c48d4791 (このIDを非表示/違反報告)
ほろにがクラゲ(プロフ) - パシェロさん» ひゃあありがとうございますー!できるだけ映画に沿えるように…物語に夢主が埋もれるかもしれないんですが…(;´Д`)今後も頑張ります! (2019年9月7日 9時) (レス) id: ad5934c8e1 (このIDを非表示/違反報告)
パシェロ(プロフ) - にゃんーーー!!((^ω^ΞΞΞ^ω^))これが見たかったー!!映画風の夢小説見たかったんやー! (2019年9月7日 8時) (レス) id: b9096b0156 (このIDを非表示/違反報告)
ほろにがクラゲ(プロフ) - バス停さん» 私必死に金ローしてました() 大丈夫ですかちゃんと画面観れました? (2019年9月6日 23時) (レス) id: ad5934c8e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほろにがクラゲ | 作成日時:2019年9月5日 16時