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時刻は7:50を指していた。8:00まであと10分。柊がパソコンを持って入ってくる。そして水越がSNSに投稿したという動画がネットで反響していると告げた。
柊は自分の携帯をみんなに見えるようにして動画を流した。SNSに動画が上げられたことを知らないみんなは一斉に水越の方を見た。


真壁「なんでこんなこと・・・」

水越「別に嘘ついたわけじゃないし。私は自分の意見を言っただけ。それの何がいけないの?」

「・・・自分の意見を言っただけねぇ」

水越「なに?何か言いたいことあるの?」

「いいや、別に」


時刻は8時になっていた。柊はパソコンからテレビ電話を始め、柊の口から俺達は坪井が依頼した犯人だと告げた。しかし身に覚えのないことに坪井は動揺する。そして柊は水越を呼び、坪井に自分で説得するよう促した。

水越は知らないんだ。本当のことを・・・。
―――――――――――――――――――――――――――
「今日も辞めた奴いるのか?」

澪奈『うん』

「坪井ってなんでそんなことしか出来ないのかねぇ」

澪奈『涼音は・・・毎日練習かかさず来てたんだけど1日だけ休んじゃってさ。本人は病院行ってたって、でも坪井先生は男と会ってたんだろって私たちの目の前で写真ばらまいて』

「うわ、なんだよそれ。ひでぇな」

澪奈『だから私は坪井先生に聞いたの。なんであんなことするのかってそしたら_______』
―――――――――――――――――――――――――――――
水越「黙ってないでなんとか言いなよ!!」

校長『・・・坪井先生、本当のことを伝えるべきだと思いますよ』


そして坪井は本当のことを全て話した。自分が教えた中で1番頑張っていたがそれがいけなかったといい始めた。水越が休んだあの日、坪井も呼ばれ水越の母親と一緒に医師の話を聞いたとの事だった。そしてそこでハードな練習は控えるように言われたとの事だった。

全てを知った水越は自分が行った過ちに気付いた。そして柊はパソコンを思いっきり閉じた。


柊「水越・・・今の話を聞いてもまだ坪井先生を疑うのか?」

水越「知らなかった・・・私の体のことも、坪井先生が苦しんでいることも・・・何も知らなかった」

柊「なのにお前は・・・坪井先生に逆恨みをして、こんな動画を撮った」

水越「どうしよ・・・どうしたらいいの・・・」

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作者名:黒猫 | 作成日時:2019年3月15日 18時

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