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3月6日 ページ25

柊「今日も俺の授業を始める。起立、礼、着席」


柊は携帯を片手にMindVoiceを開き、人形の手足を投稿したやつは誰だと聞いた。すると結城が素直に手を挙げた。理由はフォロワーを増やしたかったのか。

そして柊は眼鏡を取って教卓に置いた。彼は自分の携帯で先生方に連絡をした。そして次の一言で俺達に恐怖が襲った。


柊「景山澪奈のフェイク動画をベルムズに依頼したhunterは今夜8時に名乗り出て下さい。名乗り出なかった場合・・・教室を爆破します」


・・・はい?爆破?何言ってんだ柊。ん?待てよ・・・確か昨日・・・あぁ、なるほどな。
しかし俺以外のみんなはその言葉に焦っていた。そして自分たちの携帯で連絡しようとしたが柊は携帯を没収と言って再び回収された。


「はぁ・・・」

柊「溜息なんて着いたら幸せが逃げるぞー?」

甲斐「俺達を殺すつもりは無いんだろ」

柊「残念だが、俺は目的を果たす為には容赦しない」

逢澤「じゃあ・・・僕達は先生の中の誰かが犯人だと名乗らなければ・・・死ぬってことですか?」

柊「ピンポーン。さすがは元内通者」

「・・・携帯回収されて暇だ、その犯人探しやらせてくれよ」

柊「そうだなぁ、このまま何もしないで首を洗って待ってるだけなんて可哀想だな。じゃあ先生を説得してみるか?そうすれば犯人の心は揺らぐかもしれない」


そして柊は教卓に置いた眼鏡をかけ、上辺だけで物事を見るな本質から目を背けるなと言って教室を出て行った。


「面白くなってきたなぁ」

甲斐「は?何言ってんだよ」

石倉「先生が名乗り出なかった俺ら死ぬんだぞ!?」

「じゃあやりますか・・・犯人探し。っと言うことで茅野ちゃん、よろしく」

さくら「え!?」

香帆「あんたがやるんじゃないの」

「柊に一言文句言ってくる」


そう言って教室を出て美術準備室に向かった。あぁーあ、美術室に置きっぱはダメでしょ。大きな袋を引きずりながら準備室前に立ちドアを開けようとした。
すると中から誰かの声がした。そっとドアを開けるとそこには画面に映った姉さんがいた。


柊「なんか用か?」

「・・・美術室にこれを置いておくのは不味いだろ。そのお陰で1台無くなってるぞ」

柊「そうか」

「その動画・・・」

柊「ちょっとね。それで?」

「みんな信じちゃってんぞ。いいのか?」

柊「やっぱ難しかったかな」

「まぁ、1人気付いた子は居るみたいだけどな」

柊「それは・・・茅野か?」

「あぁ」

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作者名:黒猫 | 作成日時:2019年3月15日 18時

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