天命二週間 【wrwrd】【死パロ】

九日目 ページ19

手紙は思い出にも残る、インターネットの世界とは違って燃やされない限り手元に存在し続けるしね。

そう思えばまだ手紙交換したかったなぁ…らんらんの文字綺麗で読みやすいし…w

思い出にひたってると車が急に止まった

何かと思い窓を除くと底には青い世界が広がっていた

車から出ると潮風に髪がなびかれる。
海だ…何年ぶりだろうか

ht 「ドライブで海…なんかどうかな？気分転換にもなるでしょ？」

とまた優しく笑って見せた

A 『綺麗だね…』

と私は海の遠くを見つめた

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ht side

正直Aが死ぬなんて聞いた時は本当にショックだった。

今日、彼女に会った時…前よりも少し細くなっていた。その細さはただダイエットをして痩せたとかそういう痩せたではなく、栄養失調のような感じでやせ細っていた。

あまり体に負担をかけては行けないと最後の計らいかのように彼女をエスコートするように車に乗せた。

ドライブしてるうちにどこによろうか迷った、多分もうオスマンや大先生と会ってお出かけとかしてそうだし誰も行かなそうな場所に連れていきたい。

最後だから

それで思いついたのは海だった


青く澄んでいてまだ日が沈んでいない空は赤く輝いて綺麗だった。

ht 「気分転換にもなるでしよ？」

なんて言ってAを不安にさせないように無理やり笑みを作る。

するとAは『綺麗だね』なんて言いながら地平線を見つめていた。



Aは気づいてるのだろうか



『綺麗だね』なんて言ってるAは海よりも綺麗なことに


やせ細って海の中に落っこちたら泡になって今にも消えてしまいそう。



行かないで


そう心の中で呟きながらも神様は意地悪だしっかりと現実を見せてくる


Aとは最後の思い出に写真を取っておいた

ああ、神様彼女が生まれ変わったまた巡り会えますように


なんて叶わない願いを風に乗せてAと別れた

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Aside

寝る時嫌悪感と吐き気が凄かった


ああそろそろなのだろうか


だけどまだ死ねない


死にたくない

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