検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:139,058 hit

第5話 初任務 ページ9

「ニンム!ニンム!ナンナントー!ナンナントー!ガンバッテ!」


「え、任務?」


私の頭の上にちょこんと収まった大福が私に指令が来たことを伝える。

「ハツ、ニンム ガンバッテ!」


ややカタコトだけど、応援してくれてる。可愛い……

ありがと、と頭を撫でてやると気持ちよさそうに目を細めた。

本当に可愛いと思う。天使だわ大福ちゃん。

「師範に手紙置いてかなきゃ」


急いで屋敷に入り着替える。

師範には、任務が入ったので少し家を空けます、っと。

筆を下ろして、初めて着た隊服を見に鏡へ向かう。

▽▽

「わぁ、すっごいガッチリしてる」


上質な生地を使っているのだろうか、ほつれや皺が1つもなく、繊維も綺麗だ。

ただ、「胸元めちゃ開いてるしスカート短かっ」

少し違うが師範と同じだ。これが普通なのか??

他の隊士を見たことが無いからなんともいえない。

あ、そうだ。

せっかくだし、と合格祝いに師範が街へ行った時に買ってくれた物を着よう。


赤からピンクのグラデーションに、大きな桜の花が描かれた羽織。

見た時に一目惚れで、眺めていたのを師範が買ってくださった。

数少ない私の宝物。


シュル……

羽織を羽織って、刀を下げる

「よし、いくぞー!」


私は拳を振り上げて、任務へ向かった。

▽▽▽
(NOside)

「初任務〜♪初任務〜♪」

湊河Aは浮かれていた。

新しい制服、新しい刀、新しい羽織。

入学したての中学生みたいな気持ちで目的地へと向かっていた。

それを大福は微笑ましそうに見ていた。


「大福〜! 私死なないよね、大丈夫だよね?」
急にピタリと止まったと思えば、頭に乗っかる大福を潤んだ目で見つめながら言った。


「ココロ、ガンバッテル! ダカラ、ダイジョーブ」

大福は、日々睡眠時間を削りながら鍛錬に励んだり、日頃の反省を夜な夜な書き留めて次に活かそうと頑張るAの姿を知っている。

「そっか、大福がいうなら間違いないね。生きて帰ってみせる!」

Aはまた笑顔を取り戻し、走り出した。

▽▽▽
(Aside)

田んぼ道を抜け 林を抜け

やっと目的地についた。


そこには既に炭治郎……と金髪君の姿が。

確か最終選別で一緒だった筈。

話しかけるか。

第7話 初任務-子供-→←第6話 おかえりなさい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
134人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 嘴平伊之助 , 竈門炭治郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆう(プロフ) - すきです!!?!!、!!!!!! (2020年3月25日 16時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» 駄作ですが嬉しいです(*^^*) おかげで更新頑張れます! (2020年3月23日 17時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - このお話好きすぎてやばいです!!きゅんきゅんします!!! (2020年3月23日 16時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» わぁぁぁありがとうございます(泣)コメント嬉し過ぎてにやけ止まりませんほんと、素敵なコメントありがとうございます!これからもこの作品をよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年3月23日 0時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - どきどきします>_<すてきです!! (2020年3月23日 0時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MIKA | 作成日時:2020年3月21日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。