入れ替わり3 ページ47
太宰治side
A「ひっ！」
Aは入ってきた中也を認識すると、悲鳴をあげて私の裾にしがみついた。
私「困るなぁ、太宰。Aが怯えてるじゃないか。」
中也「馬鹿野郎手前、俺ぶったって無駄だぞ。
口調は太宰そのまんまじゃねぇか。」
私「やだなぁ。私の体でそんな汚い言葉を発さないでくれたまえ。」
中也「手前も気持ちわりぃ喋り方すんじゃねぇよ。」
見た目は太宰、口調は中也という、なんとも迷う状態に、Aは混乱している。
A「え、と、どちらが中原幹部ですか……？」
中也/私「俺に決まってンだろ/私だよ？」
まずい、これだとキリがない。
このまま薬の効果が切れたらわざわざ入れ換えた意味がない。
Aに無理矢理口付ける。
混乱にまた混乱を重ね、目を白黒させるAだが、抵抗も出来なくなっている。
A「んぅ……ゃあ……」
中也「手前！」
ぱっと唇を離して耳元に口を近づける。
私「可愛い。君が愛しているのは私だろう？
いつも私に口付けられて、いつも笑って過ごしているのは……私だろう？」
すると中也がAを引き寄せたのだ。
驚いてつい目を見開いてしまう。
Aは中也の裾を掴んでいた。
A「……あなたは……中也さんの格好をした太宰さん……ですよね？」
なぜわかったのか考える前に笑いが込み上げた。
私「あはははは、わかっちゃうかぁ。
まあいい。Aに口付けできたしね。
またね。」
と、中也に錠剤を飲ませて、自分もそれを飲み込む。
景色はさっきと変わり、私は立っていた。
私はきびすを返して家を出ていく。
またね、A。
いつになったら私を愛してくれるんだい？
まあ、いつまでも待つよ。
中也に飽きたら私のところにおいで。
ーーーーー
太宰)Nyinaさん、リクエストありがとうね！
おかげで焦る中也も見れたし。
よかったら感想聞かせてね。
えー、重要事項です。
今回限りでリクエスト募集を締め切らせてもらいます。
理由はですね、この作品もう完結近いからです。
次の七夕でキリよく切れるので。
今までリクエストしてくださった
クソマンガ先生α様
梓様
黒九尾様
鶴媛様
山吹桜桜
中原イチ様
実来様
びょん様
澪様
ぬこ様
かえで様
ゼロレール様
Nyina様
ありがとうございました！
ほかにも、読んで感想をくださった方もありがとうございました！
早いかな……？
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紅月ミレー - ドＳの中也様滅茶苦茶最高で良かったです(〃・ω・〃) (2022年2月28日 17時) (携帯から) (
レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
コバやん(プロフ) - 山吹桜さん» ありがとうございます！雰囲気出せたか心配でしたが嬉しいです！次の作品も是非よろしくお願いいたしますm(_ _)m (2018年7月8日 8時) (レス) id: 699da96965 (このIDを非表示/違反報告)
山吹桜 - 七夕良かったです!!次も楽しみにしています!! (2018年7月7日 22時) (レス) id: 6d19b82d66 (このIDを非表示/違反報告)
コバやん(プロフ) - ぬこさん» 私も終わりって気づいたのが入れ替わりの時なんですよね。早すぎて続編も考えましたが太宰さんバージョンを書くことにしました。そちらも是非よろしくお願いいたします！あと、たくさんのリクエストありがとうございました！ (2018年7月7日 20時) (レス) id: 699da96965 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 終わってしまうのは寂しいですが…次の太宰さんバージョン！が！ありがとうございます！！！ (2018年7月7日 19時) (レス) id: 82432849a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コバやん | 作成日時：2018年6月19日 5時
