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襲われる ページ39

Aside


只今、あるパーティーに出席している。
もちろん任務だ
中原幹部は外の駐車場の車からインカムを通して私に指示を出している。

かなり男性が多いので、私は一人ぽつんと浮いていた。


『今回暗殺する相手はわかってるな?
10時にはそいつを殺って帰ってこい。




愛してる』


私「っ!もう!」


と言うと向こうから笑い声が聞こえる。


?「もし、そこのお嬢さん。」


私「?はい」


…………男の人


私「な、なんでしょうか……」


男「いや、ちょっとお話したくて。
僕もこういう席は得意でなくて。
……女の人怖いし。」


どうやらこの人も私と同じらしい。

彼はかなり美男子で、女性が寄り付くから私みたいな代わりが必要なのだろう。


まあ、中原幹部には及ばない。


この人……暗殺する相手だ。


考え事をしているとこのホテルのある一室に入れられる。


男「ふぅ、このインカムは要らないね。」

と、私のインカムを無理矢理取り上げる。

私「ちょっと!……んぅ……」

言おうとするとそれを塞ぐように液体を飲ませられる。
甘い。この味は……


私「っはぁ……ぁつい……」

身体中が熱くて力が入らない。


そのまま私はその場に崩れた。


男「即効性でかなり強力。服の擦れでも感じるくらいだよ。」


さっきから口を押さえているものの、声が漏れてしまう。

私「ぅあ……ん……ひ……」


するとその場に押し倒される。


ネックレスをプチンと取られ、背中のファスナーを下ろされる。


?「おやおや、かなりヤバイ現場を見てしまったよ。」

男「っ!?誰だ!?」


太宰「君かい?私のAを襲うなんて馬鹿な事をしたのは。

まあいいや。君には寝てもらうよ。」


太宰さんががっと男の鳩尾を殴るとかはっと言って男は倒れた。


今すぐ殺したい所だけど、起き上がったものの手が震えて動かない。

太宰「Aまで、ずいぶん可愛いことになってるねぇ。

ねぇ、私が来なかったらあの男にやられてたよね?
つまり君を守れるのは……私だ。」

違う。

私を守ってくれるのは……


太宰さんの顔が近づいてくる。

ガンッ

と、部屋の扉が飛ぶ。

中原「だァざァいィ?」


太宰「……じゃあね、A!」

私「へっ?…んっ」


太宰さんは私に口付けて部屋を去った。


手前!と言う中原幹部の声が響く。


続く→

襲われる2→←ピンチ



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紅月ミレー - ドSの中也様滅茶苦茶最高で良かったです(〃・ω・〃) (2022年2月28日 17時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
コバやん(プロフ) - 山吹桜さん» ありがとうございます!雰囲気出せたか心配でしたが嬉しいです!次の作品も是非よろしくお願いいたしますm(_ _)m (2018年7月8日 8時) (レス) id: 699da96965 (このIDを非表示/違反報告)
山吹桜 - 七夕良かったです!!次も楽しみにしています!! (2018年7月7日 22時) (レス) id: 6d19b82d66 (このIDを非表示/違反報告)
コバやん(プロフ) - ぬこさん» 私も終わりって気づいたのが入れ替わりの時なんですよね。早すぎて続編も考えましたが太宰さんバージョンを書くことにしました。そちらも是非よろしくお願いいたします!あと、たくさんのリクエストありがとうございました! (2018年7月7日 20時) (レス) id: 699da96965 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 終わってしまうのは寂しいですが…次の太宰さんバージョン!が!ありがとうございます!!! (2018年7月7日 19時) (レス) id: 82432849a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コバやん | 作成日時:2018年6月19日 5時

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