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ピンチ ページ38

Aside


暗い帰り道をとぼとぼ歩く。



私「っんぐ!」


歩いていると布で口を押さえられる。
そのまま路地裏まで連れていかれる。


抵抗なんかできるわけない。
相手は男だ。強い上に私の性格上、足が震える。


私「っはぁ……っが……」


離されて安堵するのも束の間、強い力が首を締め付ける。


男「前、君の上司が壊滅させた組織を覚えているかな……?

僕はその組織の幹部だよ。こんばんは、可愛い幹部補佐さん。」


なぜ幹部補佐と知っているのか考える間もない。


私「っはぁ……」


手は放されたけど、壁に押し付けられる。


男「僕はあいつが嫌いだ。
でも、君は嫌いじゃないよ。」

混乱する頭の中、男は続ける


男「今ね、ポートマフィアに恨みのある組織が手を組んでいる。まずポートマフィア幹部の中原中也暗殺計画を企てているんだ。」


私「っそんな!」


思わず大きな声が出てしまう。


男「安心しなよ。止める方法はある。



君が僕の物になることだよ。」


私「え…………?」


相手は青年、私の力では敵わず逃げられない。


中原「んなことさせるわけねーだろ!」


男「っ!?ぐぼぁっ……」


男が飛んだのはまさに瞬間。


中原「っはぁ、間に合った。」


私「な、中原幹部!」


中原「そいつは前潰した組織の幹部じゃねぇ。
ただお前に興味があるだけの黒社会の人間だよ。」


私「え」


男「ば、馬鹿言わないでくれよ。君はいつか殺されるんだ。さっさとその子をこっちに……」


そいつは慌てて冷静をよそおう。


その姿を言葉で表すなら……滑稽。



中原「馬鹿野郎、こいつは俺のなんだよ。
おい、A。」


私「え、……ぅんっ」


いきなり口付けられる、すぐ離れるものの、恥ずかしさに俯いてしまう。
男を見ると、青ざめていた。


中原「じゃあな。せいぜい自分のしたことを地獄で後悔しやがれ。」

男「は?………うっ…………」


その男だった物体は、今は人間であったということも疑わしいほど一瞬でつぶれていた。


中原「ふぅ、盗聴機仕込んどいて正解だったな。」

私「ですね、おかげで……ん?盗聴機?」

中原「あ、いや、違ってな……」

私「ど、どこに仕込んでるんですか!」

中原「お、教えねぇよ。」





ーーーーー

中原)実来さんリクエストありがとうな。
作者がどういうものをかいたら良いかわからず、こうなっちまったと言ってる。
駄作ですまなかった。
まあまた良かったらリクエストしてくれ。

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紅月ミレー - ドSの中也様滅茶苦茶最高で良かったです(〃・ω・〃) (2022年2月28日 17時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
コバやん(プロフ) - 山吹桜さん» ありがとうございます!雰囲気出せたか心配でしたが嬉しいです!次の作品も是非よろしくお願いいたしますm(_ _)m (2018年7月8日 8時) (レス) id: 699da96965 (このIDを非表示/違反報告)
山吹桜 - 七夕良かったです!!次も楽しみにしています!! (2018年7月7日 22時) (レス) id: 6d19b82d66 (このIDを非表示/違反報告)
コバやん(プロフ) - ぬこさん» 私も終わりって気づいたのが入れ替わりの時なんですよね。早すぎて続編も考えましたが太宰さんバージョンを書くことにしました。そちらも是非よろしくお願いいたします!あと、たくさんのリクエストありがとうございました! (2018年7月7日 20時) (レス) id: 699da96965 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 終わってしまうのは寂しいですが…次の太宰さんバージョン!が!ありがとうございます!!! (2018年7月7日 19時) (レス) id: 82432849a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コバやん | 作成日時:2018年6月19日 5時

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