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森を出て直ぐに住宅街に入る
トコトコと歩いていると目の前に冷や汗をかいている男性が飛び出してきた
男｢雪宮さん!!いいところに!!息子が!!息子が!!｣
焦る男性について行くとさっくんががうっと吠えて走り出す
目の前に男の子が横たわっているのが見えた
近くにはおおきな木
男の子の近くには折れた木の枝
あぁ。落ちたのか
頭を打っているのだろうかむやみに動かせない
足は打撲だろうか腕は完全に折れている
ぱっとさっくんに縛り付けた袋を取り外して声をかける
｢今すぐ屋敷戻って阿部ちゃんに骨折と頭を打ってるかもしれない男の子がいるからって言って連れてきて｣
それにうなづいてかけて行った
とりあえず安全な場所に運ばなきゃ
さっくんに着いていた綿を康二につけて男の子に手をかざすとふわっと男の子の体がもちあがる
木陰に下ろして足を触る
打撲部分に塗り薬を塗り服をめくり痣を見つける
木から落ちた時にこんなところうつか？
腕と足から落ちたのであればこんな所にアザは…
…あぁ。これは…
木に視線をずらせば折れた形跡なんてどこにもなかった
お父さんを見上げるとビクッと体を縮こませた
虐待か
ウロウロとしていた康二を呼び綿袋をひとつ取り男の子の頭の下にひく
阿｢颯希!!木から落ちた子がいるって??｣
｢ううん。落ちてないっぽいけど腕が折れてるのは確か…あと任せていい？｣
ほっとした阿部ちゃんが大丈夫と微笑む
綿袋をさっくんに縛り直し歩き始める
向｢なんで頭打ってないってわかったん？服めくったら書いてあったんか？｣
｢んーん。お腹にアザがあったから木から落ちてきた怪我したんじゃなくて虐待かなって腕折れた理由が欲しくてあーやってセッティングしただけだと思うよ｣
なんやそれと康二が吐き捨てる
佐｢不慮な事故だと料金取られないとでも思ったんじゃなーい？｣
｢阿部ちゃん気づいてるからしっかり料金ぼったくると思うけど｣
虐待が罪にならないなんとも緩い世界にため息を吐く
力が強いものが強い単純でアホな事だ
人間なんて威勢と権力だけじゃないか
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佐々木(プロフ) - ゆーかさん» コメントありがとうございます!!名前を変えてしまうと呼び方を変えないといけない人物が何人か出てきてしまうので申し訳ないのですが名前固定で行きたいなって思っております…申し訳ありません… (2021年8月16日 8時) (
レス) id: 8561ddef54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか(プロフ) - コメント失礼します。もし可能なら名前変換をできるようにしていただきたいです！ (2021年8月16日 1時) (レス) id: eaf0ba4181 (このIDを非表示/違反報告)
佐々木(プロフ) - 離音さん» コメントありがとうございます!!早く皆さんにお見せしたくて思わず作ってしまいました…!!これからもよろしくお願いします!! (2021年1月25日 21時) (レス) id: 8561ddef54 (このIDを非表示/違反報告)
離音(プロフ) - 新作…！？通知来ててびっくりしました、設定だけで面白い…^ ^更新頑張ってください(*´∇｀*)応援してます^ ^ (2021年1月25日 16時) (レス) id: 1c102abba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐々木 | 作成日時：2021年1月24日 16時
