27、 ページ27
gr「まぁ、座ってくれ。」
ショッピ、チーノ、私でグルッペンと対面しながらソファーに改めて腰かける。
ちなみに他の生徒会メンバーは私たちを囲うように立ってるよ。
ドア付近にはゾムさんとブタのバッチを髪に着けた人。
gr「前にも言ったが、生徒会に入らないか?お前らの力がいる。」
ci「はっきり言いますが、俺はミツキが入るなら生徒会に入りますし、入らないならもちろん入りません。」
shp「俺もです。」
gr「ほぅ‥‥?お前にすべて託されたわけだ。どうする?ミツキ。」
(丸投げかよ‥‥。)
こっからは、私の言葉一つ一つが鉛のように重くなるだろう。
責任重大ってわけだ。
『‥‥。お誘いいただきありがとうございます。ですが、私は生徒会に入る気はありません。』
gr「なぜだ?」
『分かっているでしょうに。性格悪いですねぇ。』
そう放った瞬間、生徒会室が殺気に包まれる。
(ずいぶん、仲間に好かれているんだな‥‥。流石のカリスマ性と言ったところか?)
両隣のチーノ、ショッピをチラリと見るが、とくに怯えた様子はない。依然、平然としている。
(二人も大丈夫だな。よし、どんどん煽っていこう!!)
『私の目が狙いですか?そんなに珍しいですか?黒色の目っていうのは。』
ザワッとメンバーが騒ぐ。
(何人か知らなかったみたいだな。いや?ほとんどか。)
zm「なぁ、ミツキの目が黒いってホンマやったん?」
『本当ですねっう゛っっ!!?』
視界が明るくなる。フードがはずされた。
それも、ゾムさんが投げたナイフによって。
(あっぶね!!!!!!)
zm「へぇ‥‥!!」
だから、その珍しい物を見るような目が嫌いなんだって!!
‥‥私だって、人なのに!!
shp「ミツキ。」
はっと横を向く。
shp「大丈夫ですか‥‥?」
『あ。あ、うん。大丈夫だよ。』
shp「‥‥。ミツキ。一人じゃ無いよ。大丈夫。」
『っ!うん。』
一番言って欲しかった言葉かもしれない。
胸の奥が熱くなる。
ci「女の子に向かってナイフ投げるのはちょっと、ねえ?」
チーノもいろいろ察してくれたらしい。
『グルッペンさん。』
赤い、あの人の目を見る。
『私の目は、そんなに珍しいですか?』
471人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くろ(プロフ) - ぬこぬんさん» やだうれしい(照) (2021年8月14日 9時) (レス) id: a9e9af6be8 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこぬん - 個人的に ぷっちーん。ぷりーん のところすごい面白かったです!(笑いの沸点低すぎる奴) (2021年7月28日 15時) (レス) id: ad5b135603 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - REIさん» ありがとうございます!!勉強頑張ります(泣) (2020年7月1日 22時) (レス) id: a9e9af6be8 (このIDを非表示/違反報告)
REI - めちゃめちゃ面白かったです!夢主ちゃんチート系はおいしい…短編集楽しみにしてます!あっ、あとお勉強も頑張ってください!こんなに文才持ってるのに勉強で作品の更新やめなきゃならなくなったら勿体ないのでね…これからも応援してます! (2020年6月30日 21時) (レス) id: 3940c98687 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 鈴木雪乃さん» ありがとうございます!勉強頑張りましょ(¨) (2020年6月28日 8時) (レス) id: a9e9af6be8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鹿黒 | 作成日時:2020年5月13日 16時