ママになるからヒーロー免許を取ります！

3日目 ページ6

今、私は1-Aのドアの広さに驚いてる。


『おっ、おっきぃ...』

大きいなぁ。
そうだ、ここヒーロー科だしバリアフリーだな
きっと。




よし、
新生活の幕開けだ！
私はそう意気込んでドアを開けた。

すると、結構みなさん集まっていて一斉に視線がこちらに集まってきた。

『おはようございます、皆さん
　Aと申します。よろしくお願いします』

レイに叩き込まれた営業スマイル。
男子の皆さんのどうしたんだろう、頬が赤くなっている。


「わー！！！
　Aちゃんよろしく！アタシ芦戸三奈！」

「耳郎響香！」「葉隠透だよー！」「八百万百とですわ！」

などなど自己紹介が続いていった。

なんかこういうの心がほっこりするなぁ。
あれ？寝袋で寝てる人がいる。
...あの人多分担任だな。

「はーい、静かになるまで８秒かかりました。
　合理的にかけるね、
　俺はこのクラスの担任の相澤消太、よろしくね」

(((担任かよ！)))

このクラス仲良すぎかよ。
心の声が聞こえたぞ。
「つーことで、これから個性把握テストを行う、これ来てグラウンドまで来い」

そう言って渡された体操服。
あっ、多分これがあるからお昼アリなんだな。

ーーー
ー
「では最下位はA以外除籍処分とする。
というかAが最下位なんてないか」

あー、みんながんばれ...ってって何で私だけ免除なの！

「先せーい、Aちゃん以外何ですか」

麗日さんナイス！

「さっき言った通りこいつは強い。それにこいつは『先生？(黒笑)』いや、やっぱりなんでもない」

先生、多分私が免許取ったらこの学校を去るって言うことを言おうとしたよな。そうはさせん！

「では改めて、始め！」

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