第十二話 ページ12
- you side -
「お、次は壊始か〜!」
「どんな個性なのかな〜?」
爆豪の次だからか、
皆の期待する言葉が重く感じる。
チラッと後ろを見てみれば、
爆豪もコチラを品定めするように
見ていた。
一瞬目が合うが、
前世での推しということ、
そしてプレッシャー諸々で
目を逸らしてしまった。
「じゃ、爆豪と同じようにリンゴを使ってくれ。
個性は確か...『破壊』か。」
「破壊か〜、カッケェなぁ名前!」
「ますます楽しみになってきちゃった!」
私はますます肩に重みがかかる。
先生からリンゴを渡され、
一点を見つめる。
周りがシーンとなると、
私は力を入れて、
リンゴを粉砕させた。
手からボロボロと
破片になったリンゴが落ちる。
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しょぼかったのか、沈黙が運動場を包む。
粉砕だけなら、パワー増加系でも
簡単なことだし、おそらくだが
『破壊』という名前だけでも
強そうだと思ってしまうのだろう。
...なんかゴメンなさい。
体感5分以上、実際30秒弱。
「....は、
破壊すげぇぇ!!」
先程の爆豪と同じように、
一人の歓声から共鳴した。
「壊始さんのも凄いね!破壊?だっけ?
凄いカッコイイ!」
「俺の個性ショボイから、壊始さんと爆豪がすげぇ羨ましい〜!!」
先程爆豪の周りに集まっていた数人は、
私の周りに集まってきた。
『えっと、ありがとう...?』
褒められ慣れていないからか、
ほんのりと顔が熱くなるのを感じた。
「壊始さん、凄い個性だし美人だし可愛いし!
凄いヒーローになれそうだねっ!」
一人の女の子がそう言った。
私はそれを『そんなことないよ』と否定した。
だが、後ろでは爆豪が黒いオーラを出していて
私は逃げるように元の場所へと戻って行った。
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縁(プロフ) - ケロまる。さん» 初めまして。私の作品を読んでいただいてありがとうございます。応援していただけると、とても励みになります!面白いと思って頂けるよう努めていきます! (2023年2月12日 9時) (レス) id: 36c180ca86 (このIDを非表示/違反報告)
ケロまる。(プロフ) - 初めまして。この作品を読ませていただいています。あなたの書くヒロアカの夢小説大好きです。上から目線になっちゃいましたが、更新頑張ってください! (2023年2月11日 20時) (レス) @page31 id: 0601be7ffe (このIDを非表示/違反報告)
縁(プロフ) - 雪樹さん» 初めまして。励みになるコメントありがとうございます。不定期更新ではありますが、面白い作品にできるよう頑張っていきます! (2023年2月2日 16時) (レス) id: 36c180ca86 (このIDを非表示/違反報告)
雪樹(プロフ) - 初めまして!今日この作品と出会いあまりにも面白すぎて一気に読んでしまいました。今後どうなっていくのかすごく楽しみです。更新頑張ってください!応援しています! (2023年1月29日 22時) (レス) id: 671c591c53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:縁 | 作成日時:2023年1月25日 20時