【RKRN】鬼才なアイツは先輩が少し苦手【男主】

第三十四話 ｰ紹介ｰ ページ3

問題です。町の子ども達は三年生と遊ぶと知ってどう思っているでしょう。
正解は･･･



「へぇ！おにーちゃん達Aと同じで忍たまなの！？俺も十歳になったら忍術学園に入学したい！」

「僕、手裏剣投げたい！」

「ねぇねぇ、その蛇さん私も首に巻きたい！」



すっごく喜んでる。

喜んでる子ども達に対して、どう対応したら良いのか分からず、困り顔のおにーちゃん達。

だから俺はそんなおにーちゃん達に


「取り敢えず自己紹介をしたら？」


と言ってみた。


「忍術学園三年い組伊賀崎孫兵。」

「三年ろ組神崎左門！」

「同じく三年ろ組次屋三之助。」

「同じく三年ろ組富松作兵衛だ。」

「三年は組浦風藤内です！」

「同じく三年は組三反田k「成程、よろしくな！俺は正太！」って、まだ僕が喋ってるよ〜！」


うーん、数馬の影の薄さは町の子どもにも通用するのか･･･。

俺は苦笑いで町の子ども達にも同じく三年生への自己紹介を頼んだ。


「俺は正太！Aの事は何でも知ってる！」

「僕は弘！竹馬が得意なんだ！」

「私、美代子！おままごとしましょ？」


とまぁ、こんな感じで後五人の子ども達も自己紹介をしてくれた。


年は四歳から七歳位等、ばらつきはあるが皆仲良く遊んでいる。
人数は何時もばらばらだが、正太、弘、美代子の三人は何時もいる仲良し三人組。
忍術学園で言う乱きりしん的な？

と言っても美代子は女の子の友達がいたらそっちに行くし、弘と正太もいつも一緒と言う訳では無い。
だけどあの三人は絶対に縁が切れることが無いと思う。子どもながらにして不思議な関係だな･･･。


「じゃあ、皆自己紹介も終わったし三年生のおにーちゃん達と遊んでおいで。」


と言うと皆一気に三年生の所へ走りに行く。

美代子をはじめ、洋子、和子の女子三人はは組の方へと行きおままごとを誘う。

弘は孫兵の所で竹馬を誘う。

わんぱく兄弟の一郎、次郎は左門と三之助の所で鬼ごっこを誘う。が、それの同伴者としてわんぱく兄弟の保護者的存在、光太。
と、左門と三之助のおかん、作兵衛の二人も共に着いて行く。


「正太は？おにーちゃん達の所に行かねぇの？」


好奇心旺盛の正太は一人で俺の手を握って三年生の所へ行かない。
初めに三年生に興味を持ったのに下の方を向いて俺の手を離すもんかと言う様に、ぎゅっと強く握っている。


「行きたいけど･･･、･･････行かねぇし。」

「･･･何で？」

「だって･･･、」

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