安心してください！貴女だけにしか発動させませんから！その2★←

初対面 ページ25

Aside

………暇です。あっ、こんにちわ。←

連れてきた張本人が無茶苦茶どっか行ったり戻ってきたりするんですけど。

……アーサーさんがいないと寂しいと思って来てしまっている私がいる。
依存みたいじゃないか。駄目だ。親分の時みたいに気をしっかり持とう。

…しかしそれにしても暇だ。

探索するにもこのあまりにも殺風景過ぎる部屋では見付かるものは無さそうだ。それに一々クトゥルフの神話技能を増やすようなこともしたくはない。←

因みに双六は昨日から広げられたままであり、結果を見せつけるかのようにアーサーさんの駒がゴールに置かれている。私の駒はというとスタート地点から３マス目のところにある。

この双六は鬼畜性が高くて五マス進むと五マス戻る的な何かが多く設置されていた。

誰特でこんなの作ったんですか！！！

……菊さんでしたね！←

………………とりあえず双六のことは忘れましょう。

そういえば、と双六の最中に仄めかすようではあったが日本さんの写真を見せられた。

拘束してある写真……とても悪趣味だ。

それをしたのは俺の仲間だとアーサーさんが言っていた。

もしかしたら、アーサーさんや菊さんのように他の人達のドッペルゲンガー………？もいるかもしれない。

そうだとしたら日本さん以外にも拘束されている人達がいる可能性は高い。
でもそれをするメリットは……？

考えれば考えるほど分からなくなる。真実に遠ざかっていくような気がしてきた。

そんなときにガチャリと音がなる。
音源はドアかららしく視線を向けると、いつもの赤掛かったピンク色の髪ではなかった。

？「お初にお目に掛かりますね。私は違いますが。」

私と同じ漆黒で短髪の青年であった。

………いや、見た目からして少年……ｺﾞﾎﾝ←

？「……今とても失礼なことを考えたでしょう。」

『いえ、とても日本さんに似ているなと。』

間違ったことは言ってない。断じて。それに私の心は私にしか分からn…

？「早く本音をおっしゃいなさい。」

『その見た目では青年と言うよりも少年だなと感じたまでです申し訳ございません。』←

いや日本さんの数千倍怖いじゃないですかやだー←

？「全く………次はありませんからね？」

『すみません…』

今もありそうでなかったんですけどね

？「……申し遅れました。私は本田菊と申します。以後お見知り置きを。」

『…！…貴方が菊さんですね。本当に日本さんによく似ていますね…』

菊さんと一緒→←気付かれる

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