安心してください！貴女だけにしか発動させませんから！！←

続き ページ45

『怪盗はいてもたってもいられなくなって別の婚約者を成敗するの。婚約者は呆然としていたけど怪盗は自分の思いを必死に話したの。呆然としながらも話を聞いていた婚約者は一瞬怪盗を警戒するも、怪盗の必死さに心を打たれるわ。怪盗も婚約者の話を聞いてまたよりを戻せると喜ぶ。そうして二人でどこかへ行って幸せに暮らすのよ。』

西「………それアメリカからもらったんやろか？」

『かもね；でも、面白そうじゃない？』

西「そうやなぁ………Aはそうじゃないよな？」

『……？』

西「あ、いや！気にせんといてや！」

『そ、そう？』

このあとも他愛のない話をして俺は部屋を出ていった。

……まだ親分sideやで？？←

…………皆から見れば俺が別の婚約者か？

なら……怪盗はロマーノかな。





・





そんなこと許さへん。

夜の死？
はっ、馬鹿らしい。

怪盗もバカやんなぁ。

そんな面倒くさいことせんでも周りを消してしまえばいいってのに。

ほんま……馬鹿やなぁw

ロマーノ…お前の腑抜け顔、しかと拝ませてもらうで？

〜・〜・〜・〜
Aside

『……』

こんにちは。お久しぶりです。←

私は親分が行ってしまってからふと棚から落ちそうになっている本を見つけた。

気になって見てみると、前……親分に誘拐された直後に南イタリアさんからもらった本だった。

読み掛けだったのか栞が挟んである。

……あれ？私、この本読んだっけ？

疑問に思いながらも、しおりのページを開く。

すると、栞には文字がかかれていた。

こんな栞は持っていなかったはずだ。

……やはり読んだ記憶がない。後から差し込まれたようだ。

栞の文字に目を通すと思わぬことがかかれていた。

[Aへ。
不審に思っただろうがこれは俺があとから挟んだ栞だ。このしおりは直接お前とコンタクトを取れないから即席のものだ。これからもこうやって伝えるぞ。]

最後の方にロマーノと書かれている。

私に気遣ってくれたのか全て日本語でかかれていた。

とっても読みやすい。あとでお礼を言わなければ。

この先は栞の裏に続いていた。

[お前なら分かっていたかもしれないが、俺達はお前の味方だ。スペインの野郎以外は一応協力してくれている。今の処の作戦を伝えておこう。……]

栞は重なっていたようだ。

この先には長々と作戦が書かれていた。

『！……皆…』

皆というワードに胸が温まる。

『……そういうこと。これなら私にでも……』

私は作戦通りに動くことにした

信頼→←いない

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