安心してください！貴女だけにしか発動させませんから！！←

ロマーノの癖 ページ19

スペインside

流石の親分も２次元は分かれそうにないわ〜；

そんなことを考えながらとぼとぼ歩いていると

見慣れたくるんとした寝癖がたった青年が走り去って行く。

西「！？ろ、ロマーノ！！」

呼んでみると向こうもビックリしたのか急ブレーキを掛け、走ってこちらに戻ってきた。

ロ「んなっ！スペイン！！ビックリするだろ、コノヤロー！！！」

西「いや、ビックリするのは親分もや！！何や？ロマーノ。お前までこっち来て……。！ま、まさか、ロマーノ、親分に会いに来てくれたんか？……嬉しいわぁ(泣)」

ロ「ちぎっ！？ち、ちげぇし！！な訳ないだろっ！！」

西「も〜照れんでえぇよ〜！」

ロ「照れてねぇよコノヤロー！！は、なせ……！！」

感激して抱き締めると照れて離れようとするロマーノ。←

……ほんま、うちの子分は可愛いな〜❤

おっと、忘れるところだった。
是非ともロマーノに聞きたいことがあるんやったわ〜

西「あ、そや。ロマーノ、Aちゃんの家知らへん？」

ロ「ちぎっ！！？……し、知らねぇぞ！！」

ふっふっふ……ロマーノ、親分を騙そうとしちゃあ、そうはいかへんよ？

西「知っとるな、ロマーノ！」

ロ「し、知らねぇっていってんだろちきしょー！！」

西「親分は子分のことよーく見とんのやで？ロマーノは嘘つくとき目泳ぐし、くるんも下がるやろ！！」

ロ「！！……だ、だからってなんだよ！！」

ロマーノは俺から離れると走っていってしまった。

……ロマーノは、昔から癖がある。

隠そうとしても、テンパると確実に漏らすし、体が勝手に動く。

と言うことは、ロマーノが今走っていった方に……

〜・〜・〜・〜
ロマーノside

とにかく、スペインに見つかってしまった今、一刻も早くAに知らせて逃げてもらう他ない。

そのことだけを考えてもうダッシュしていると、スペインが張り付けた笑顔で後を追いかけていることに気付かなかった。

ロ「ﾊｧﾊｧ……つ、着いたぞこの野郎…！」

ヴェネチアーノには体力も脚力も劣るため、息切れが酷いがそんなことは気にしていられなかった。

ロ「スペインの野郎が来る前に早k」

西「誰が来る前にって…？」

ロ「勿論、スペインの野郎d……って、スペイン！！？」

下手すれば心臓止まってたぞこの野郎！！！(泣)

西「なーんや、やっぱりロマーノ知っとんたんやないか〜！」

軽く俺を小突きながらヘラヘラしていたスペインだが、その顔は真顔に近かった。

ご対面→←勘

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