片想い【青】

3話 ページ3

藤井くんを好きになったのは去年…高校に入ってから初めての夏









そして、その藤井くんと神山くんと小瀧くんと仲良くなったのも同じ時期









ユキちゃんとは小学生のときに知り合った









それからずっと仲良しでおなじ高校を受けて、受験番号見て2人で大はしゃぎした








クラスも同じやったからはしゃぎまくったのは今でも覚えてる









クラスでもずっと一緒におるし、ずっと仲良しな私ら









お昼は、ユキちゃんは学食で私はお弁当やから、その付き添いとして食堂で一緒に食べてた









食堂で食べててほんまによかったって今になって思う









だって、初めて藤井くんに会ったのは食堂やったから








まだ、神山くんとも小瀧くんとも面識がなかった時……








________去年の夏__________







授業が終わり、食堂に向かうと








いつにも増して多い人









ユキ「Aー！ごめんやけど、席だけ取っといてくれへん!?」








「了解っ！」









ユキちゃんが食券を買いに行っている間に席を探す









色々回ってやっとの思いで空いている席を見つけた









座ろうと荷物を置いた時








あっ








と声が聞こえた









ふと見上げるとイケメンだと有名な藤井流星くん









きっとここの席に座ろうと思ったのだろう









なんだか申し訳ない気持ちになって









「あ、私違うとこ探すんで、どうぞ」









と早々にその場を立ち去った









ほかに席を見つけることに成功し、無事ユキちゃんに怒られるのを免れた。いや、怒られないけどね笑









ユキちゃんが帰ってきて







ユキ「ごめんね、席探すん大変やったやろ？」









「んーん！大丈夫！








でも、ごめんね？食券機の隣になっちゃって…」








食券機の隣となると横に並ばれるから少し食べづらい









ユキ「えーのえーの！席あるだけ全然ええよ！ありがとうね！」









ユキちゃんはほんとに優しい

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