検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:87,582 hit

60 ページ10

「はぁーーー!?なんでガヤさんがAさんちに行ってんすか!?」



勘違いされたままも面倒だから説明したら、やっぱり説明したらしたで面倒になった



「幼馴染どうし、積もる話もあんだよ。別に取って食ったわけじゃねーんだから」


「そーゆー問題じゃなくないすか?AさんもAさんですよ!なに自分の家に男一人入れてんすか!」



火の粉がこっちに飛んできた



「大丈夫だよ!何もないから!太ちゃんは男っていうか、お兄ちゃんっていうか、さ?」



むぅと唇を突き出しながら、ぶーたれる



「つか、お前も人のこと言えねぇだろが!時計置いてきやがってよ!やる事やってんじゃねぇか」




当事者二人を目の前にして、爆弾を落とす、このクソ天然野郎


恥ずかしくなって、慌てて俯く



「え、ちょ、Aさん言った?」


「ごめん・・・なさい・・・時計見つかっちゃって」


「そーゆーことねー。まぁいずれはガヤさんに喋ろうと思ってた話だったし」


「タマ、そこ開きな直るとこじゃないし。つかお前もよくやったなー。意外と積極的なんだな」


「本気で好きになった人には、積極的みたい、俺」




そう言いながら、真っ直ぐな視線をこちらに向けてくる


やはりこの目に見られると、私は心臓が大きく一度跳ねてから、動けなくなるらしい




「まぁでも悪かったな。これ、高そうな時計、返すよ。あと、Aのこと、あんま追い詰めんなよ。自分の気持ちばっか優先させないで、きちんと周り見ろよ」



時計を持ち主に返した太ちゃんは、自分の部署へと戻ってしまった

61→←59



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (91 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
262人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

たまっち(プロフ) - nanacoさん» 初めまして、たまっちです!ご感想ありがとうございますm(_ _)m初コメですごく嬉しいです!今後もぜひ、展開を楽しみに読んでいただけると幸いです(o>ω<o) (2020年2月23日 2時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - 初めまして(*^^*) 今日ランキングで見つけて、ここまで拝読しました(TT) 不倫ものなのにドロドロしてなくて胸が苦しくなります(;ω;) (2020年2月20日 19時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たまっち | 作成日時:2020年2月7日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。