夏が近づいてきたので心霊話。【オリジナル】【実体験】

油断は禁物。 ページ2

一人で留守番をしていた時の話です。


動画を見ていると、急に鳥肌が立ち物凄い寒気を覚えました。

「やばい、」

油断していた。


私は小さな頃から色んなモノを惹きつけやすく、一人でいるときはあまり油断をしてはいけないと一度母にも真剣に言われたことがあるのです。

「…やばい、やばい…」

暑くないのに、冷や汗までも出てきました。

何がやばいって、


耳鳴りがする事ですよね。


皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか？

それが近くにいるとき、普通ではない耳鳴りがするとかどうとか。


私はしっかり耳のお手入れはしていたので、耳鳴りがするはずないんです。

しかも、このタイミングで。


早く、帰ってきて。


空気がどんどん緊迫したものになってきた時、


ピンポーンとインターホンが鳴りました。


「はいっ、」

私は急いで確認すると、早めに帰ってきた姉でした。


ただいま、と言いながら姉が家に入ると空気が圧倒的に変わりました。


よかった、そう思いながらふとガラスの窓に目をやると、



そこには人ではない、何か黒い影が通って行きました。

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