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No.15★ ページ16

ゆっくりとゆっくりと、ピアノの心地よい音が流れ始める



この曲は、みなさんの方を向いて歌う



そして、歌詞が始まる



『ーずっと一人だった。抱えこんで、悩んでた



毎日は変わらず、平凡な日々を



変わるはずないと思ってた



そんな私に奇跡が起きた 絶対ないと思った



光をさしてくれた人たちが私を変えてくれた



だから、伝えるよ



私の思い 乗り越えた過去 過ぎ去った時



悩んでたこと 悲しかったこと



私の秘密をー






そんな私を受け入れてくれた



黙って 寄り添ってくれた



初めてこんなにも幸せだと思えた



たくさんのことを支えてくれて



うまく笑えない私を心から笑顔にしてくれた



だから、伝えるよ



私のことを 信じてくれて 笑顔をくれて



ただただ時間が過ぎるだけでも



楽しいって感情








秘密を抱えた私 そんな私の存在理由を



教えてくれた



そんな



ーきっかけの音ー



この思いよ届け



ーありがとうー』









歌い終わると、後ろから歓声が上がった



よくみると、たくさんの人が泣いている



ステージをみて



『ありがとう、ございました!』



と、私がいい終えた瞬間



ポフッ



私は皆さんに抱き締められていた



『ど、どうしたんですか!?』



私がそういって、やっとこっちを見てくれた皆さんは








頬に涙がつたっていた





ま「ウゥ、。。ありがとうって。。」



そ「ヒッグ俺たち。。だって。。」



う「。。泣かせるなよ。、ウゥ、」



さ「出会えて、、ほんとに、ヒッグ。、よかった」



あ「ほんとに。。泣いちゃうに。ヒッグ。、決まってるよ」



『皆さん。。』



だめ、泣いちゃダメだ。ここで泣いたら終わらなくなっちゃう



『私の初ライブに来てくださって、ありがとうございました!この曲は、後日動画で上げさせていただきます!今日は本当にありがとうございました!』



私達は、ならんでお辞儀をする



歓声が上がった



顔をあげて、手を降っていても、みなさんは泣いていた



よかった



ライブをして



皆さんに出会えて



ほんとによかった



『では!みなさん!ライブもあれで閉めますよ!準備はいいですか?』



歓声が上がり、ペンライトのいろがより鮮やかになる



『では!みなさん!また会う日まで!』


「「「「「『いつも通りでー!!』」」」」」


そうして私のライブは幕を閉じた

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作者名:涼風彩 | 作成日時:2019年7月16日 17時

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