No.36 ページ41
その後も、妹たちとまふまふさんたちは仲良くなり、楽しく雑談を交わしていた。が、そんな時間も終わってしまう。お兄様の発言で。。
皆が楽しそうに話している中、私はお兄様に気になっていたことを聞きに行った
『お兄様』
私がそういったとたん、みんながこちらを向いた。りんとユリカはやはり、険しい顔をしている
兄「なんだ」
やっぱりお兄様は不機嫌そうだった、でも私は気になった。ひきこもりになっているお兄様がなぜ、今日私の元へ来たのか
『今日ここへ来たのは、何が目的なのですか』
私がそう聞くと、お兄様は立ち上がってこう言った
兄「そんなの決まってる、Aを屋敷に戻すためだ」
『何を言っているんですか、私は帰りません、少なくともお兄様がお仕事をしない限り』
私がそういうと、お兄様は少しイラついたように
兄「は?するわけないだろ、あと、お前に歌い手とやらをやめさせに来た」
『っ!?お兄様には関係ないでしょう!!なんで私の唯一の生きる理由を奪おうとするんです!』
兄「Aは俺の言うこと聞いて仕事してればいいんだよ、歌い手?そんな遊びやめちまえ、しょうもない、バカじゃねえのか?wwww」
お兄様のその言葉で、私の中で何かが切れる音がした
妹たちも怖くて手をつないでいる。まふまふさんたちも驚いたようにその場で固まっている
兄「っふ。何も言えないよなwwあんなバカみたいな遊びやめて、帰ってこい、俺の奴 隷として」
その言葉を聞いて、私にも限界が来た
シュンッ
ザクッ
気が付くと私は、お兄様の頬すれすれにナイフを投げていた
『調子に乗ったこと言ってんじゃねえ』
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作者名:涼風彩 | 作成日時:2019年6月9日 16時