8：これは現実 ページ9
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「……やっと戻ってきたか。」
呆れた顔で私の投げたタオルを腰に、パーカーを上に羽織って今まで大人しく待っていた少年の所に、仕方なく戻った。
自分でもわかるくらい落ち込み凄いよ…うん
『…折角、仲良くなれた気がしたのに』
「思いが一方通行なのに気が付かねぇんか阿呆。散々噛まれたりしてた癖によ」
『あれは、しょうがない。うちが怖い人だと思ったのかもしれないし…』
「誰が手前ぇみてぇなひ弱グズにビビるかよ！」
てか、犬のこと話してるのになんでこの少年が代弁するかのように答えるのさ。
ﾑｽｯとしてベットにあったクッションを手に床に座り込んで少年を見る。
『……で？ 君はどこから来たの？』
「…………はぁ…」
私の質問に溜息をつかれた上に可哀想なものを見る目になってる…なんでだ。
「……お前、なんであの汚らしい犬っころにそこまで執着してんだよ。」
(ｲﾗｯ)『汚くない！洗ったら綺麗なクリームだったもん！』
「そこじゃねぇよ！なんで気にしまくってんだって聞いてんだ！！この脳みそリス以下貧乳マゾ女！！！」
呼び名どんどんグレードアップしてるんですけど！なんなんだ…この子。
『……だって、独りぼっちは、寂しいもん。
今うちだって、一人暮らししてるけど…
帰ってきてただいまを言っても返事ないの…まぁ、慣れたけどやっぱ虚しいじゃん？』
いい歳してるからか。ちょっと恥ずかしくてクッションを胸に話す。
『一緒にいた時間はすっごく短いけど、楽しかった。
暴れ回ったりされたり、問題色々あるかもしれないけど、楽しかったから…
この時間続けばいいなって思って…だから、あの子にうちに来ない？って聞いたの
そ、それに、あの子も一人ぼっちなら、一緒にいればうちもあの子も寂しくなくなるし…いい案でしょ？』
ね？ と、誤魔化すように笑ったけど…自分の語彙力死んでんな。恥ずかし、クッション持っててよかった。顔隠すのに丁度いい
「……はぁ…おい、一回だけだからな。ちゃんと見ておけよ。」
ん？顔をあげたと同時に BOMB！と白い煙が充満…って
『え、ちょっ！？何があった…の……』
煙の先に居たのは…あの子だった。
『！…よ、よかった…居たのね！』
「……ﾌﾝ」
感動の再会をしたため、抱きつこうとしたけど
また煙が出て…先程の少年が姿を現す。
「こういう事だ。馬鹿女」
oh……まじか。
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花帆 - 続編ありがとうございますヽ(*≧ω≦)ﾉ楽しみです♪ 狼かっちゃんの過去…ハラハラしますが見届けさせて頂きますねp(^-^)q 癒されて乗り越えられますように (2019年1月17日 5時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
シャチ矛(プロフ) - 花帆さん» 花帆さん、コメントありがとうございます！いよいよ掛かり始めて来ました…もしかしたら、胸糞悪くなるかもしれません…((( 今後の2人の日常、感情などの変化を暖かく見守ってあげてください！続編もよろしくお願いします！ (2018年12月17日 9時) (レス) id: 2c67dad901 (このIDを非表示/違反報告)
シャチ矛(プロフ) - 夜月さん» 夜月さん、コメントありがとうございます！キュンと来てくれたのと褒め殺しありがとうございます！！！今後の続編もよろしくお願いします！ (2018年12月17日 9時) (レス) id: 2c67dad901 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - こんばんは、人狼かっちゃんのデレ最高です(o>ω<o) 過去しんどそうだけど…かっちゃんが夢主さんにの傍で安心できたら良いなぁ(*´ω｀*) 次の更新も楽しみです♪ (2018年12月15日 5時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 膝枕ねだられる。このぉ……(ハート) (2018年12月14日 18時) (レス) id: a023cd468e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャチ矛 | 作成日時：2018年10月1日 10時
