3：心配 ページ4
公園から全力疾走し自宅マンションへ漸く辿り着いた。
帰宅後、床を濡らさないように玄関先で下着以外の全てを脱ぎ風呂場へ直行した。
『ふぅ…時間設定しててよかったぁ……もっと早くい入る予定だったのに…
………どうしてるかなぁ…』
走ってる最中も、先程公園で出会った犬の事が気になって仕方がなかった。
ちゃんと帰れたのか、あの後 公園に戻ってるのでは？ 引かれてしまったのでは…
結局…気になって仕方なかったので、湯船から上がりながら、もう一度様子を見に行くと決めた。
(居なかったら、帰ればいいだけだし…)
一応、タオルと水を持って傘を差して公園へ
───────────
『………やっぱ、いないか…』
先程の遊具の中、ベンチの下、草むらと可能性のある所をあちこち探したが…
先程の犬は何処にもいなかった。
『帰るか………………！』
公園を出て歩き出した矢先、道路の向こう側にある小さな橋。そのしたにポツリと毛玉を発見した。
それは間違いなく、あの犬だった。
Aは見つけたと同時に走り出した。
何故なら、その犬は先程とはうって変わりぐったりと横たわっていた。
『やっぱり、居たっ！』
「……！ ｸﾞﾙﾙﾙﾙ！ギャン！…ギャン…！」
伸びきった毛や、興奮状態のせいで気付かなかったその体は隠さ、ガリガリにやせ…所々に傷があった
『…っ…こんなになってまで…まだ…
…ごめん、君を連れていく！
怖いのはわかる…噛んでも爪立てもいい！その代わり逃げないで！！』
「！？」
ガバッとタオルで上から抑えすぐさま抱き上げて走り出す。
その間、犬も噛み続けたが…
必死になって走る彼女の姿に、もう通用しないとわかったのか噛むのをやめた。
…伝わる体温に安心するかのように意識を飛ばした。
───────────
───────
────
『はぁ…っ…はぁ……ペットOKで良かった…
犬…！ ……嘘っ、どうしよう…っ…』
とにかく必死になって、自宅まで来てしまったAは犬が意識を飛ばしてる事に気付く。
濡れた事など忘れ、ソファーに寝かせる。
『 起きて…お願い……ｸﾞｽｯ……どうしよ…』
(楓の時、どうしたっけ…そうだ、呼吸と心拍)
すぐさま確認を行い。ただ眠っているだけとわかり、安心した。
犬の意識がもどるまで、安心しきったAはそのままソファーに凭れかけ眠ってしまった。
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花帆 - 続編ありがとうございますヽ(*≧ω≦)ﾉ楽しみです♪ 狼かっちゃんの過去…ハラハラしますが見届けさせて頂きますねp(^-^)q 癒されて乗り越えられますように (2019年1月17日 5時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
シャチ矛(プロフ) - 花帆さん» 花帆さん、コメントありがとうございます！いよいよ掛かり始めて来ました…もしかしたら、胸糞悪くなるかもしれません…((( 今後の2人の日常、感情などの変化を暖かく見守ってあげてください！続編もよろしくお願いします！ (2018年12月17日 9時) (レス) id: 2c67dad901 (このIDを非表示/違反報告)
シャチ矛(プロフ) - 夜月さん» 夜月さん、コメントありがとうございます！キュンと来てくれたのと褒め殺しありがとうございます！！！今後の続編もよろしくお願いします！ (2018年12月17日 9時) (レス) id: 2c67dad901 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - こんばんは、人狼かっちゃんのデレ最高です(o>ω<o) 過去しんどそうだけど…かっちゃんが夢主さんにの傍で安心できたら良いなぁ(*´ω｀*) 次の更新も楽しみです♪ (2018年12月15日 5時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 膝枕ねだられる。このぉ……(ハート) (2018年12月14日 18時) (レス) id: a023cd468e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャチ矛 | 作成日時：2018年10月1日 10時
