ヤンキーのフレンズ ページ4
■■
「A…A〜」
『ん、』
「万里が呼んでるよ」
『ばんり…誰？』
「摂津万里。今日、学校だから迎えに来てくれたみたいだよ」
東が俺の目にかかる前髪を描き上げながらそう言った。
学校とかめんどくさ…行かなくていいよ。
『行きたくないから寝る。東、となり』
「ごめんね、ボクは予定があるから行くよ。また夕方、ね」
『うげ…』
部屋を出て行った東と交代で摂津万里が入ってきた。
めんどうって顔してる、無視してくれればいいのに。
「監督ちゃんに頼まれたから来てやった。咲也がクラスの仕事があるって言うし、真澄はいつの間にかいないし…仕方なく来てやったんだからな」
『はいはい、おやすみー』
「話を聞け？！ オラ、行くぞ」
ずるずると天国から引っ張りだされ、制服やら鞄やらを投げてよこした。
いつの間に用意してくれたんだか、まあ監督さんが言うなら従わない訳にはいかない。
学校…寝てればいいし。
〜〜〜
『…何あれ』
「碓氷真澄のパレード。しかも毎朝恒例だぜ？」
『うわ、しんどい』
万里とグダグダしながら学校に着くと、生徒玄関が騒がしかった。
覗いてみるとその中心にいるのは碓氷真澄というやつだ。
「お前もルックスいいからその内、ああなるんじゃねぇの？」
『マジ勘弁して。面倒ごとは死ぬほど嫌い』
「あー、なんか見た目通りだわ」
『お前も見た目通り、良い性格してんな』
「それはどーも」
『褒めてねー』
万里とは気が合いそうだ。
何とか避けて同じ教室へ行くと、案の定たくさんの視線を感じた。
「やあ人気者さん」
『めんどくせえー…俺の席どこ』
「俺の後ろ」
『よし寝れる』
「さすがにデカすぎて隠せねえよ」
こそこそと俺を見て何か言っているけど、まあ話しかけてこない限りこっちから声を掛けることはないだろう。
咳は窓際の一番後ろ、所謂主人公席だ。
場所関係なく寝るけど。
「Aの事情は知らねえけどさ、まあ仲良くやろーぜ」
『…そうだな。万里とは気が合いそうだし』
「それは同感。…あ、今日小テストあっから」
『シネ』
「俺のせいじゃねーし」
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あーか(プロフ) - 続き楽しみにしてます。 (2020年4月3日 17時) (
レス) id: 460cee1a24 (このIDを非表示/違反報告)
哲弥 - あの…もう終わりですか？ 俺楽しみにしてるんで、頑張ってください！ (2019年6月6日 17時) (レス) id: 9dda0ba0f7 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！精一杯書かせていただきます！ (2017年9月6日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - サカナさん» ありがたいお言葉…励みになります！ありがとうございます！ (2017年9月6日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続きとっても楽しみです！頑張ってください！ (2017年9月6日 18時) (レス) id: 9dcf28c287 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2017年6月7日 22時
