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猫同盟(仮) ページ15

■■



昼時、そして夕方のラッシュをなんとか終えて、片付けをちゃちゃっと済ませて寮に帰ってきた。
しんどかった…疲労感しかない。



『ただいま』

「お疲れさま! 初の人前での演技、どうだった?」

『演技は…良かったと思う。でも店員はもういいや』

「手ごたえがあったなら良かった。…あれ、どこ行くの?」

『軽くシャワー浴びてくる』




汗やら何やらで気持ち悪ぃ。
部屋着を取ってシャワーを浴びてから談話室へ行くと、ちょうど夕飯が完成したところだった。



「Aおつー」

『マジで疲れた…』

「顔色悪いんじゃない?どした」

『あー、俺触られんの嫌いなんだよね』



知ってる奴ならまだいいけど。
握手とか頭撫でられるのとか相手が女だと特に、正直寒気すらする。



「じゃあ、俺に触られるのはどう」

『まあ嫌じゃねーけど…。至より密か東がいいな』

「…ふーん」

『おい、やめろ! 首もげるわっ!』



ったく、乱暴に撫でやがって…ヤキモチかよ。
まあいいや、至の隣に座ることにしよう。



『そういや、至って会社で猫被ってんだっけ』

「…ストーレートに言うな。まあ、事実だけど」

『俺と猫仲間じゃん。にゃんにゃん』

「…。不覚にも可愛いと思ってしまった自分が憎い」

「…それな」




顔を両手で覆う至と万里を無視しつつ、いつもの超旨いカレーを食す。

本当、そこら辺の店より断然旨いよな。
絶対言わないけど。



「A、ボクの方むいてもう一回やってくれる?」

『そのスマホを持つ手を下げるんなら、検討する』

「…お願い?」

『にゃんにゃんにゃー』

「うし、撮った」



誰得だよ(真顔)

密にお願いされたら断れるはずがないよな。うん。



『俺が犠牲になったんだから、至もやれよ』

「それこそ誰得」

『録画して至の会社の奴らに売る』

「やることが詐欺師だな」



綴がナイスツッコミをかましたところで、しょうもない会話は終了した。



■■

夏組は総じて猫っぽい→←接客猫



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あーか(プロフ) - 続き楽しみにしてます。 (2020年4月3日 17時) (レス) id: 460cee1a24 (このIDを非表示/違反報告)
哲弥 - あの…もう終わりですか? 俺楽しみにしてるんで、頑張ってください! (2019年6月6日 17時) (レス) id: 9dda0ba0f7 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます!精一杯書かせていただきます! (2017年9月6日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - サカナさん» ありがたいお言葉…励みになります!ありがとうございます! (2017年9月6日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続きとっても楽しみです!頑張ってください! (2017年9月6日 18時) (レス) id: 9dcf28c287 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ノア | 作成日時:2017年6月7日 22時

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