接客猫 ページ14
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『アクターズ、カフェ…』
「反響がすごくてね、せっかくだからAくんにもやってもらおうかなって」
朝早く話があると呼び出された。
最初はリーダーズが体験して、その後も各組から１人ずつ体験したらしい。
「そこで、Aくんには「面倒見のいい先輩」の役をやってもらいます！」
『いや、俺やるって言ってないんだけど…。まだ人に見せられるほどの演技じゃないし』
「舞台に上がるには度胸尾必要だろ。文句言わずにやれ」
『…うへぇ』
強制ですか。
渋々エプロンの入った紙袋を受け取って、役作りに専念することにした。
〜〜〜
Ｓｉｄｅ：万里
Aの様子を見に、オレと兵頭、左京さんと東さんに密さんの５人でカフェに来た。
店内に入ると大賑わいで、アイツは上手くやっているみたいだと簡単に予想がつく。
「A、注文いいかな？」
『ん、悪いがちょっと待っててくれ。これ運んだら行くよ』
そう言って、両手に持ったメニューを綺麗な仕草でテーブルに置いた。
席についているのは４人の女性客だ。
『お待たせ。暑いから気をつけてな』
「ありがとうございますっ。あの、握手いいですか？」
『ああ…はい。じゃ、ごゆっくり』
そんなやり取りをした後、俺たちのテーブルに近づいてきた。
何だか疲れてる様子だ。
『あー…注文は？』
「コーヒーが３つと、オレンジジュースが２つ。あとはパンケーキが２つでいいかな」
『ういっす。ちょっと待っててなー』
「客に取る態度か？」
「…Aかっこいい」
一度奥に消えたAはそのまま俺たちの元に戻ってきた。
そのまま空いた席にドカッと座ると、大きいため息を吐いてへたりこむ始末だ。
「おい、まだ仕事中だろ」
『…休憩もらった』
「大分疲れてるみてぇだな」
「普段運動しないからじゃねえか？」
「…よしよし」
密さんに存分に撫でられた後にだるそうに頭を上げた。
…コイツ顔色悪くないか？
どうやら気づいたのは俺と東さんだけみたいだ。
「無理しないで。あれだったら、ボクが話をつけてあげるから」
「雪白、甘やかすな」
「そんなこと言ってる場合じゃねえっすよ。マジで顔色ヤバいって」
『あー…まあ後１時間だし。なんとか頑張るよ』
言葉にいつもの覇気がない。
無理してんのがバレバレなんだよ。
…後で理由、問いたださねえとな。
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あーか(プロフ) - 続き楽しみにしてます。 (2020年4月3日 17時) (
レス) id: 460cee1a24 (このIDを非表示/違反報告)
哲弥 - あの…もう終わりですか？ 俺楽しみにしてるんで、頑張ってください！ (2019年6月6日 17時) (レス) id: 9dda0ba0f7 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！精一杯書かせていただきます！ (2017年9月6日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - サカナさん» ありがたいお言葉…励みになります！ありがとうございます！ (2017年9月6日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続きとっても楽しみです！頑張ってください！ (2017年9月6日 18時) (レス) id: 9dcf28c287 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2017年6月7日 22時
