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隼side
亜嵐「はぁッぐすっ…ひっく、…」
そうだ…
先生呼んで腕の処置してもらわないと!
隼「亜嵐くん、ナースコール押すよ?腕痛いでしょ?」
亜嵐「…ひっく、ん、」
隼「大丈夫大丈夫…。」
頷いたと同時に弱々しく僕の服を握ってきた
看護師「はい、どうかされましたか?」
隼「ちょっと点滴を抜いちゃって…。」
看護師「すぐ向かいますね!」
ガラガラ……
看護師「失礼します。あらら、大丈夫ですよ〜、痛かったでしょ〜?」
ベテランぽい看護師さんは責めることなく、優しい笑顔で話しかけてきた
看護師「小森さん、ちょっと出血多かったから、目眩とか気にしてあげて?今泣いてるから分からないかもだけど、結構身体には響いてるから、」
隼「はい…。分かりました。」
看護師「あまりにも辛そうだったらまた呼んで下さい!」
隼「はい、ありがとうございます!」
腕を綺麗に拭いてもらって新しい点滴が刺された
少し腫れちゃった…
亜嵐「はやとッ…」
隼「ん?」
弱々しく亜嵐くんに呼ばれて、下を向くと大きくてクリクリの目に涙が溜まっていた
亜嵐「ケホッ…くらくら…、する…」
隼「じゃあ、ちょっと寝ようか!このままじゃ身体休まらないから」
そう、
今僕が亜嵐くんのことを抱きしめてる状態
亜嵐「寝たく…なぃ、、ぐすっ…」
隼「あぁ、分かった。このままでいようね?」
亜嵐「ケホッケホッ…けほっ、、」
心臓からの苦しそうな咳
酸素マスクを付けてあげたら、治まった
看護師さんが言ってた通り結構ひどい目眩がするのか
抱きしめていても、前後左右にふらっと
揺れる瞬間がある
亜嵐「ん…、はぁッ、はぁッ…ケホッ…」
隼「辛いね…」
頭痛…するのかな?
僕の胸に頭をグリグリしたり唸ったり苦しそう
それから少しすると、
亜嵐「ん…スゥ…スゥ…」
隼「寝ちゃった…」
目尻に滲み出た涙を拭き取りベットに優しく下ろした
酸素マスクを付け直して手を握ると
キュッと弱い力で握り返してきた
スーッと音がするかしないか位の慎重さで扉が開いて
玲於が覗き込んできた
隼「入って大丈夫だよ、静かにね!」
玲於「おっけー…静かに入ってだって」
玲於を先頭に病室にメンバーが戻ってきた
話さなきゃ
亜嵐くんの胸の内を…
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こもりん??(プロフ) - さらんさん» さらんさん、ありがとうございます、、一時退院するのもありですね……。本当にアドバイスありがとうございます泣助かります、、 (2020年1月21日 20時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - mimiさん» 絆系……、すごい書きやすそうです!頑張って書いてみます!mimiさんいつもありがとうございます泣 (2020年1月21日 20時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
さらん - 余命告げられてからは亜嵐くんがしたいようにしてあげるために退院させるとか事務所にいくとかexile tribeのコンサート見に行くとかどうですか? (2020年1月21日 19時) (レス) id: fd5199fc3e (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - 隼と亜嵐くんの深い絆が分かるような感じはどうですか?ただ苦しむだけでなく病気の苦しさと治らないという心の苦しみの辛さでより悪化していくからそこで2人の深い絆が出てくるみたいな。分かりにくくてすみません(汗) (2020年1月21日 19時) (レス) id: 0fb55262b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こもりん | 作成日時:2020年1月10日 17時