HIVE:）5

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ジェイside



トレーニングを始めてから、30分くらい経った時だった



身体がだるくなってきて、ゾクゾクしだした

頭痛も殴られるような痛みに変わった




ジェイ「…寒いっ…はぁ…なんで…げほっげほっ、」




悪寒が止まらない


暖かい飲み物が飲みたくて、自販機に向かう



クラクラする頭を一生懸命働かして、自販機まで辿り着いた

けど先に来ていた人がいる


誰かわからないけど、邪魔だからどいて欲しい

……買えないよ




ジェイ「げほっげほっ…げほっ、すぃませっ、」

？「あぁ、ごめんね」




お金を震える手で入れて、暖かい紅茶を買った

なんでもいいから温かいものが欲しかった




ジェイ「はぁ…はぁ…、、げほっげほっ…うぅ…」




震える手で飲み物を取って自販機から離れてジムに戻ろうとした時、



キーンっと耳鳴りがした



その音を合図に小さな頃の恐れていた記憶が一気に蘇る

これが始まる時はいつも決まって、高熱が出ていた

もしかして……今もっ？




ジェイ「はぁっ…、、ぃやっ…やめてっ…」




廊下の奥から、黒いモヤが向かってくる

足元を見れば、小さな手が僕の足を掴んでる




ジェイ「いやっ、げほっげほっ…げほっ…」

？「大丈夫？」

ジェイ「嫌だっ…あぁ、来るなっ、、ひぐっ、」




呼吸が詰まる感覚

視界がチカチカしだして、後ろに引っ張られる




？「危ない！ジェイくんだよね？分かる？」

ジェイ「ん、あぁ、っ…げほっげほっげほっ…」




やめて、、

押さえつけないでっ…

近づいてきてる！

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