1歩ずつ…2

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裕太side




さっき帰る直前にメンさんから連絡があって、玲於が何も受け付けないらしい


これは点滴せなあかんやつやな


なんも食べられへんのかな。


そうだとしたら……




裕太「低血糖…脱水も怖いなぁ……」




早く帰って診察してやらな



車を吹っ飛ばして、家に着いた



ガチャ……




裕太「ただいま〜、、」

龍友「あ、お疲れ様！ごめんな…疲れとるんに」

裕太「大丈夫やで。玲於どう？」

龍友「さっきも飲ましてみたけど、それ以上に戻す、」

メン「ちょっと低血糖になってるからよろしく」




部屋からメンさんが出てきて、そういった

みててくれたんやな、、



俺は急いで部屋に入って玲於の元に駆け寄る




裕太「玲於！分かるか？」

玲於「はぁっ…はぁっ…ん、」

裕太「反応悪いなぁ…」




俺の呼び掛けにも反応せず薄く開かれた目は焦点が合わない


胸の音を聞けば心拍も早い




裕太「低血糖やな。点滴するで、……玲於！」

玲於「ん、…ｯ…ｯ、、ふ、…ｯ、、んぅ…ｯぁ、、」

龍友「玲於！玲於、しっかりしてや！」

裕太「ごめん、針刺すで〜！」




玲於は低血糖から痙攣を引き起こした

危険を知らせる症状の1つ




玲於「ぁ、…ｯ、、ぁ、ぅ、…ｯ…ｯｸ……ｯ…」

裕太「玲於〜！今薬入れたからね〜！」




青白い顔でガクガク全身を震わせている



痙攣から数分が経ち、




玲於「ん、…ｯ、、はぁっ…はぁっ…んぅ…」

裕太「落ち着いたな、、血糖値戻ってきとる」

龍友「よかった、、玲於、頑張ったなぁ」




ポーっと天井を見上げて、苦しそうに呼吸しとる

水分も点滴から入れとるから、ちょっとは良くなるかな



意識も朦朧としてもうてて…ほんまかわいそう…




玲於「ぱぱ……だっこ……」

龍友「おん、おいで」




龍友くんが抱っこして点滴が抜けないようにしてやると、くたぁっと龍友くんに寄りかかった玲於


でもその表情は安心感に満ちとった



明日には治っとるとええな、、

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