1歩ずつ…2

･＊ ページ17

龍友side



コンコン……ガチャ……




龍友「んぁｯ…メンさん！帰ってたん?!お疲れ様！」

メン「ただいま！ごめん、先亜嵐のところ行ってて、、」

龍友「大丈夫やで、すまん、それよりご飯作れとらん」

メン「大丈夫！今日はみんなうどんになっちゃうけど笑」

龍友「いや、ほんまありがと」




玲於の嘔吐は落ち着いてきた

ほんで俺の腕の中で寝とる




メン「そうだ、これ飲めそう？裕太くんから連絡入ってさ、周期性嘔吐でしょ？」

龍友「そうやねん…さっきまでずっと戻しとって」




メンさんの手には、ペットボトルとコップが握られていた

どう飲ましたらいいんやろ…




龍友「玲於、玲於！」

玲於「…ん、んぅ〜、、げほっ…ふ、泣」




目を少し開けて身じろいだと思ったら、玲於の目から涙が溢れた




龍友「うん、大丈夫…泣かんでええよ」

玲於「うぅ〜、ひっく…」

龍友「ちょっとあげてみるわ」




少し泣き止んできた所で、玲於に水分を与える




メン「キツそうだったら無理にあげなくていいから、」

龍友「分かった……」

玲於「…ｯｸ…ｺﾞｸｯ…ｺﾞｸｯ…」

龍友「の…飲んだ……」

メン「ちょっと落ち着いてきたかな？」



そう言って、メンさんは軽く触診した




その時、、




玲於「うっ…けぽっ……はっ、えぇっ…ｯぷ」

龍友「あっと、、あかん、タオルとってや！」

メン「やっぱりまだダメか？」




飲んだ分はまた出てもうた、、




玲於「えっ…ん、…おぇっ、、うげっぇ、、ふ、…」

メン「あ〜、、ちょっとこれはかわいそうだね…」




顔面蒼白で戻し続けとる

夜これは点滴になるかな……




龍友「夜これだと点滴よな」

メン「うん…間違いなく、、」




またこの細い腕に針さされてまうんやな……


かわいそうすぎて…耐えられん……

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