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マネside


ﾎﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ……



医師「白濱さん！白濱さん！」

看護師「除細動できます！」

医師「離れて」



ピピーッ…ドンッ……



AEDをされて、浮き上がる亜嵐の体

心電図を見るとまた一直線のラインを描いた




医師「1、2、3、4……離れて」



ピピーッ…ドンッ……



マネ「あらんｯ…戻ってこいよ…」

医師「白濱さん！またメンバーさんに会うんでしょ!?LIVE終わったから、みんな来るんだよ!?頑張れ！」

マネ「そうだよっ…あらん！」



ピーーー……ピッ…ピッ…ピッ…



マネ「……もどった……」

医師「よし、心電図測り直して、吐血の心配があるから、人工呼吸は付けられない…酸素投与して」

看護師「はい！」



亜嵐が…亜嵐の心臓が、動いた。



医師「マネージャーさん、白濱さんはもう長くありません。メンバーさんをお呼びください。」

マネ「……へ？」

医師「白濱さんは…あと1日持つか持たないかです。今もギリギリの状態です。私的に…白濱さん……メンバーさんのこと待ってるんだと思います。最期に…会いたいのではないでしょうか…？」




そうなの？

ねぇ…亜嵐。



マネ「ｯそうだよなっ…ぐすっ…」



会いたいに決まってる。

心電図の波形はすごく弱く、小さかった

血圧も低くて、体温も低くなってきている

呼吸も浅く……早い



マネ「今…電話してくるねｯ…！」

亜嵐「……、、っ」

マネ「亜嵐?!」



亜嵐の目がゆっくり開いた

でも言葉は出ず、苦しそうな呼吸しか聞こえてこなかった

目の焦点も合わないし、うっすらと開かれた瞳は涙が沢山溜まっていた




病室を出て、HIROさんに電話をかけた



ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…



マネ「出ない…」



忙しいのか、電話が繋がらなかった



マネ「直人…。出てくれ」

直人「……もしもし？どしたの？」

マネ「亜嵐の…容態が急変した。今は戻ってるけど、油断出来ない状態なんだ…。メンバーに来て欲しい。」

直人「うそ……、、わ、分かった。言っとく！」




そういうとブチッと勢いよく切られた

急いで亜嵐の病室に戻る




亜嵐「ﾊｧ……ﾊｧ……ﾊｧ……」

マネ「亜嵐…頑張れ」



もう沢山頑張ってるよね…

こんな言葉しかかけられなくて……ごめんね？

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