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亜嵐side

だんだんお腹がギュルギュルいいだしたとおもったら

そっからはもう地獄…

痛い通り越してなんかよく分からなくなって…

隼の手…強く握っちゃってた……

気づいたらメンバーいなくて看護師さんが来て、おむつ替えられて、履かされたらまたすぐ下して

そこまでは良かった

でもだんだん体がふわふわしてきてぼーっとしてきた

口の中がカサカサで、音が聞こえなくなる

でも苦しくて、お腹の痛みも変わらない

？「～…ーー……」

？「…～、～～～。」

何言ってるの？

亜嵐「はぁっ、ｯ…ｹﾎﾟｯ」

なんか上がってきてでもよく分からなくて口から出した

その瞬間体が震え出した

怖い。

怖いよｯ…

亜嵐「はっ、、はぁっ…はっ、、ｹﾎﾟｯ…ｹﾎﾟｯ…」

あ…、俺吐いてるんだ……

吐く瞬間お腹に力が入るから下痢も一緒にでる

あまりよく聞こえないけど周りが慌ててることは感じた

亜嵐「はぁっ…はぁっ…んぅっ、、」

ｷﾞｭﾙﾙﾙ…

亜嵐「はぁっ、はぁっ…ひゅぅ、けほっけほっ…」

口元にタオルを敷かれて背中をさすられる

院内着をまくられて腕を固定された

冷たいものが塗られて、チクッと痛みが走った

鼻のチューブが抜かれて、また酸素マスクに逆戻り

手先が痺れて目眩もする

手が自然とカタカタ震えて、恐怖と辛さで涙があふれる

亜嵐「はぁっ…はぁっ…た…、けて」

もう何が何だかわからなくて震える手を暗闇に伸ばした

助けて……

怖い……

誰か……

パシッと手を掴まれて、優しくさすられる

誰かいてくれてる

そう思えただけで、安心感に包まれた

少ししてだんだん震えが治まってきて視界がハッキリしてきた

意識もはっきりして、音が聞こえるまで戻った

隼「亜嵐くん…」

玲於「大丈夫？」

龍友「亜嵐くん、聞こえるか？」

みんなの…声だｯ…

亜嵐「はぁっ…き、こ…ぇ、けほっ…」

涼太「良かった…苦しいだろうから無理に喋らなくていいよ？」

亜嵐「ん、…はぁっ…ぐすっ…」

腕に違和感を感じて見ると針が刺さってて点滴がぶら下がっていた

メン「亜嵐くん、脱水症状になっちゃったんだよ。辛かったね、、」

そっか……

だから朦朧としてきたんだ…

背中はびっちょり汗をかいていて、窓から差し込む光はいつの間にかオレンジ色になっていた

どれだけ長い時間苦しんでいたか…

嫌でも分かってしまった……