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隼side

看護師「小森さーん、2番室にお入りください」

そう呼ばれて、マネさんと診察室に入る

先生が僕の足を見た瞬間に一言

医師「折れてる可能性が高いです。一応レントゲンの方撮影しますので隣の部屋へお入りください」

隼「…はい、」

マネ「…行くよ。立てる？」

マネさんに肩を貸してもらってケンケンで隣の部屋へ

撮り終わって病室に戻ると僕の足のレントゲン写真が貼られていた

知識が無い僕が見てもすぐ分かった

医師「お分かりだと思いますが…ヒビが入ってます。結構酷いので、松葉杖を使っての生活をおすすめします。」

隼「あ、あの！…明後日LIVEなんですけど…」

医師「GENERATIONSのメンバーの小森さんですよね？」

隼「はい……」

医師「正直申し上げますと、ダンスはやめて頂きたいです」

その言葉を聞いた瞬間涙が溢れた

隼「…お願いしますｯ…このLIVEは…何としてもｯ…やらなきゃいけなくて…」

頭にすぐ浮かんだのは僕の足の事ではなく亜嵐くんの存在

亜嵐くんの為にもこのLIVEはやらなきゃいけない……

踊りきらなきゃいけない

隼「お願いしますｯ…お願いします…」

医師「小森さん…」

先生の少し呆れた声が聞こえてダメだと思った時……

マネ「すいません。僕からもお願いします！」

隼「…ｯ」

マネさんが僕の横で深々と頭を下げた

僕も慌てて頭を下げて、お願いした

医師「…わかりました…。ですが非常に危険ということは覚えといて下さい。LIVE前に痛み止めを注射し、LIVEして下さい。ですが効果は2時間程で切れます。なのでLIVE中に痛みが再発します」

隼「はい」

医師「痛み止めを打ったことにより、完全に痛みが消える訳でもないので、アクロバットや連続でのジャンプは控えてください。」

隼「わかりました…。ありがとうございます！」

痛み止めの注射はLIVE会場にいる看護師に頼むと先生が言ってくれた

松葉杖を使って歩いて帰る

マネ「隼…、メンバーには絶対全部話す事。いいね？」

隼「うん…ｯ…」

車を運転しながら、そうボソッと言ってきたマネ

みんなに迷惑をかけた…

ごめんなさい……

ごめんなさい……、、