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マネside
亜嵐「うん!また明日ね!」
隼『ちゃんと休んでくださいね!』
龍友『しっかり寝るんやで〜』
亜嵐「ぅん…ありがとう」
それから少しして、病室は静けさに包まれた
長い間メンバーの姿、懐かしいリハ室、曲が聞けて嬉しかっただろうな…
マネ「おっと…疲れたね」
亜嵐「ん、…はぁっ…ごめん…」
マネ「良いんだよ。楽しそうでよかった」
小さく頷いてベットに体を沈めた亜嵐
胸の痛みもなさそう
看護師さんが来て、夕飯用の点滴をした
それを無言で見つめる亜嵐
亜嵐「俺さ…、あとどれくらいみんなと…いられるかな…」
マネ「…ぇ?」
急にそんな事を言い出した亜嵐
亜嵐「最近…夢見るんだ…、みんなが…ドームに立ってる夢……。叶ったんだ…大きいなッ…って…すごい感動…するんだ…」
マネ「ぅん…」
亜嵐「でも…そこにはッ…俺はいなくて…高い所から…ぐすっ…見てて…ッ」
マネ「亜嵐……」
小さく震えながら話す亜嵐の目から涙が溢れ出した
亜嵐「ぁ…俺…死んだんだって…ぐすっ…ぉもったら、みんな…遠い所にッ…いる気がして…ぐすっ…」
マネ「…」
亜嵐「俺が…呼んでもッ…誰も振り向かないッ…ねぇっ…ヒック…ぉれ、まだ生きれる?…ぐすっ…」
マネ「…ぁらんッ…ぐすっ…」
亜嵐「…死にたくッ…なぃッ…しにたく…なぃよぉ…」
僕を見ながら、そう言った亜嵐にかける言葉は何が良かったのだろうか
何も言えずただ抱きしめて一緒に泣いた
毎日うなされている夢はこの夢なんだって聞かなくても分かった
この夢が今の亜嵐の心を掻き乱すには充分すぎて…
どれだけ残酷か、どれだけの恐怖か…
日に日に酷くなる心臓発作、持病
亜嵐「怖ぃ…ぐすっ…けほっ…けほっけほっ…」
マネ「大丈夫…大丈夫だよ……」
亜嵐「うわぁぁッ泣…ぐすっ…うぅ〜…」
マネ「……」
声を上げて泣き出した亜嵐の背中をさする
亜嵐「ゲホッ、ひゅ…ケホケホッ…けほっ…」
マネ「亜嵐、ゆっくり息吸おうか」
亜嵐「うっ…はぁっ…ひゅ…はぁっ…」
泣き過ぎて過呼吸気味になってしまった亜嵐の呼吸を落ち着かせると、くたっと僕にもたれて眠った
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こもりん??(プロフ) - 8413さん» 了解です!書いてみます! (2020年5月23日 7時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
8413(プロフ) - 嘔吐系の表現もう少しみたいです( .. ) (2020年5月23日 1時) (レス) id: 1779e1b749 (このIDを非表示/違反報告)
えま - ありがとうございます (2020年5月20日 9時) (レス) id: fd5199fc3e (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - えまさん» 了解です!書いてみますね! (2020年5月20日 8時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
えま - tribeメンバーもたくさんお見舞いにきてほしいです (2020年5月20日 7時) (レス) id: fd5199fc3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こもりん | 作成日時:2020年5月4日 17時