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マネside



亜嵐「んふ…んふふ…」



さっきからビデオ通話の画面を見ながらニッコニコな亜嵐

最近は苦しそうな顔と泣き顔しか見れてなかったから、嬉しい


ずっと笑ってて欲しい…

なんで亜嵐なんだろ…

こんな病気僕がなれば誰も悲しまないのに…



涙が溢れそうになって急いで洗面所に向かう



マネ「はぁっ…僕がしっかりしなきゃなのに…」



いつ僕の前から消えるか分からない不安と恐怖

ビデオ通話から楽しそうなメンバーとの声や、曲が流れていてもっと辛くなった


まだまだ若いのに…



ゴシゴシ……



涙を拭いて顔を洗う

タオルで拭いて目が赤くないかチェック



マネ「…よしっ…」



亜嵐の元へ戻ろうとした時



隼『亜嵐くん!?』

龍友『亜嵐くん！誰か周りにおらんの?!マネさんは?!』

玲於『亜嵐くん！』



画面越しからメンバーの慌てた声が聞こえてきた

一気に寒気がして洗面所から出て亜嵐の方に向かう



ベットに目を移すと、胸を抑えて肩で呼吸してる亜嵐の姿

胸痛か発作のどっちか……



マネ「亜嵐、亜嵐大丈夫…落ち着いて呼吸しよっか」

亜嵐「ん、はぁっ…うﾞぅ、、ｯはぁっ、はぁっ…」



今回はちょっと痛みが強そう


マネ「ちょっと、ごめん。一旦切るｯ」

亜嵐「いいｯ…はぁっ、はぁっ…大丈夫…だからｯ…」

マネ「でも…」

亜嵐「お願いｯ…はぁっ、ひゅ…だからｯ…ひゅ…」



メンバーは泣きそうな顔で静かに見守って亜嵐の言葉に耳を傾けている



マネ「じゃあちょっと楽な姿勢になろ。苦しいでしょ？寄りかかれるようにして見よ、」

亜嵐「ん、…はぁっ、けほっけほっ…ぁりがと…」

マネ「ぅん……」

亜嵐「へへっ、はぁっ…ごめんね…、はぁっ…続けて…ぃいよ、、はぁっ…はぁっ…」



無理して笑いながらメンバーに話す亜嵐

でも体の力も胸を抑える手の力も全然弱まってなくて…

全然大丈夫じゃない事は聞かなくても伝わってくる

汗も尋常じゃない…




裕太『亜嵐くん…無理したらあかんよ？』

隼『そうだよ…』

亜嵐「見たいからｯ…はぁっ…だからｯ…やって…」



メンバーも黙り込む



マネ「お願い。僕見てるからさ、続けてあげて」

玲於『…やろ。』



玲於が小さい声でやろうと言った

それに従ってまた位置に着くメンバー




亜嵐「ありが…と、、」




メンバーの背中に向かって小さくお礼を言った亜嵐はどこか悲しげで寂しそうで、消えてしまいそうだった

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