オオカミにはご注意

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緑「俺のこと可愛い可愛いって言うけど
淳太の方が何倍も可愛いからな？」

黄「え、」

緑「俺の料理美味しそうに食べる姿も
映画見て感情移入したりするところも」

黄「…」

緑「でもまぁそりゃあ、笑顔が1番
可愛いけど…」

黄「……っ！
っっ、ちょ、っとストップ！！！」





可愛い、可愛いと
まっすぐ俺の目を見て真剣に言う神ちゃん



その姿から、さっきのギラギラした

神ちゃんの姿が浮かんできて



また顔に熱が集まってきて
急いで神ちゃんから目を逸らし顔を隠す




緑「照れてるん？」

黄「か、神ちゃんがいきなりそんなん言うから！」

緑「ええ〜？ほんま可愛いなぁ」

黄「〜っ！！もう！可愛い禁止！！」




楽しそうに俺をいじる神ちゃんから
そう言って一旦距離をとる

神ちゃんの方が何倍も可愛いに決まってるのに

そんなこと言わんでほしい

ほんまに心臓がもたん…！


そんなことを考えていたら




緑「淳太、目瞑って」




なんて可愛いとはかけ離れた
男らしい顔をした神ちゃんの顔が目の前に

思わず言う通り目を瞑ってしまう


唇にくるであろう温もりに備え
目をギュッと瞑ると





緑「口開けて？」





そう神ちゃんに言われ言われた通りそうすると
口の中に、甘酸っぱいラズベリーの味が広がった

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