4.静かに ページ5
−陽side−
律具宅
鍵、あいてない
よかった、まにあってる
ベランダにいたら怒られないかな
玄関にいたら怒られたからベランダでまってよう
個性を使って外のベランダに入った
今日は楽しかったなぁ
イレイザーさんとジョークさん優しかった
ヒーローってすごいんだぁ！
──
ガラガラ
バシッ
『?!』
「おはよう、陽。お母さんもお父さんも帰ってきたのに寝てたなんていいご身分だね？」
『っご、ごめんなさ、』
バコッ
父は陽を部屋の中に投げ飛ばした
「今日、ヒーロー見回りしてるみたいだからあんまり騒がしくしないでね」
「へぇ、そうなんだ。…陽、静かにできるように頑張ってね」
陽は青ざめた顔で頷く
声を出せばさらに追い討ちを喰らう、返事をしなくても同じこと、それくらいは恐怖の中でも分かっていた
何度かいつもと同じように殴られた後、父は何か思いついたのか笑顔でふらりと出ていった
戻った父の手には包丁が握られていた
「今日さぁ、クソ上司に怒られちゃってさぁ。イライラがMAXなんだよ。
陽もちょっとは役に立ってくれるよなぁ？」
そう言うと、陽をつかんで押さえつけた
「大人しくできるよな」
ヒュｯと喉が鳴った
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文旦(プロフ) - お騒がせしております。文旦です。もうほんとに大変申し訳ない。何してんだと思いました。すいません。応援してくださっている皆さんありがとうございます。これからもどうかこんな作者を応援よろしくお願いします。 (2022年8月16日 4時) (
レス) id: bf8e4c0879 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文旦 | 作成日時：2022年8月16日 3時
