(7)雄英高校ヒーロー科 ページ31
「「「個性把握…テストォ！？」」」
『なにそれ』
相「雄英は”自由”な校風が売り文句、そしてそれは”先生側”もまた然り
中学の頃からやってるだろ？
”個性”禁止の体力テスト
爆豪、律具
中学の時ソフトボール投げ何mだった」
爆「67m」
『13m』
かっちゃんが目を見開いた状態で私を見る
そんな驚かなくてもいいじゃん
こちとら筋力がないんだよ
相「じゃあ”個性”を使ってやってみろ
円から出なきゃ何してもいい早よ
思いっきりな」
爆「おい陽、耳塞いどけ」
『え、うん？』
いっちゃんにもこのくらい優しくならないのかな
爆「んじゃまぁ………死ねぇ！！！」
((( 死ね？？)))
『死ねって…』
耳を塞いでいてもドゴーンと大きな音
爆風に乗ったボールは見えないところまで吹っ飛んでいった
ピピｯ[705.2m]
相「次、律具、はいボール」
『あ、ありがとう…ｺﾞｻｲﾏｽ』
お兄ちゃんに敬語やだなぁ
まぁ、よし…かっちゃんの真似っ子しましょ
まず、ボールにかかる重力をすっごい小さくして
ふむ…今、無風かぁ
ペン無いからしょうがない
ガリｯ
右手の人差し指から血がつたう
かっちゃんもお兄ちゃんも顔をしかめたけど気にせずそのまま指で扇子を描く
『…”扇子”』
パッと赤い扇子が出来上がった
『よしっいけます！
あ、先生、私より後ろに』
相「ん、はい、いいよ」
『よいしょ』
ふあ〜っと、さほど遠くに行くとは思えない勢いでボールが飛んで行った
『んで扇子…”風力強化”』
ひと扇ぎした風が段々と大木をもなぎ倒しそうな強風へと一変した
ボールはかなり飛距離を伸ばした
ピピｯ[858.5m]
『うん、幸先いいねぇ！』
爆「…マジかお前」
『？、大マジ』
扇子戻しとこ
相「まず自分の”最大限”を知る
それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
「なんだこれすげー面白そう！」
面白そう？
やばい気がする…
お兄ちゃんが何を言うか
「705mとか858mってマジかよ」
「”個性”思いっきり使えるんだ!!さすがヒーロー科!!」
相「………面白そう…か」
あぁ！ほらもうやばい
顔がやばい 顔が
相「ヒーローになる為の三年間
そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい？」
あぁ…サイアクだ
相「よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し”除籍処分”としよう」
「「「はあああ！？」」」
相「生徒の如何は先生の”自由”
ようこそこれが
雄英高校ヒーロー科だ」
かきあげた髪からギラリと赤い目が覗いた
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文旦(プロフ) - お騒がせしております。文旦です。もうほんとに大変申し訳ない。何してんだと思いました。すいません。応援してくださっている皆さんありがとうございます。これからもどうかこんな作者を応援よろしくお願いします。 (2022年8月16日 4時) (
レス) id: bf8e4c0879 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文旦 | 作成日時：2022年8月16日 3時
