(2)聞いちゃった ページ24
その後、いっちゃんはヒーロー達にこっぴどく怒られ、かっちゃんは逆にそのタフネスと個性を賞賛された
私は個性を無断使用したことを怒られたけどいっちゃんよりもマシで、どんな個性なのかを聞かれたほうが説教より多く、3人への説教、質問あるいは賞賛が終わるタイミングはバラバラで、1人ずつ帰った
で、私が解放されたのは1番最後
今日はお兄ちゃんは仕事だから帰りが遅いって心配はされないと思う
さっさと帰って、帰ったら先にお風呂入ろ
いっちゃんとかっちゃん出くわしてないといいな
どっちかいないかな
怪我してないかだけは一応確認したい
あれ？あの巨体はオールマイト？
また敵退治中？忙しいね
助けてくれたお礼言えてないからちょっとでも声掛けれるかな
誰かと話してるみたいだけど
……は？？？え、オールマイト、吐血してガリッガリになったんだけど？
もう別人だよ！？
え、大丈夫？いや、大丈夫じゃないよね？
あ〜でも…いや、
イヤァ！また血ぃ吐いた！
『あの！だ、大丈夫ですか！？』
オ「私の個性は、聖火の如く引き継がれてきたものなんだ」
緑「引き、継がれてきた……もの！？」
『えﾞなにそれ』
オ「あ………聞いちゃった？」
『…ハイ………あの、すいません…………』
世界で1番聞いてはいけないことを聞いたかもしれない
今日はもしかしてあれかな、厄日かな
それからオールマイトは秘密を聞いてしまった私と、いっちゃんに話を続けた
いっちゃんは個性を受け取る器として明日からオールマイトと海浜公園で掃除兼筋トレをするらしい
さらに私まで誘ってくれた
オールマイトとは絶対に秘密を守ることを約束して、もう日が落ちるからと、その日は家に帰ることになった
────────────
『ただいまーって誰もいない、ケ、ド』
相「はい、おかえり」
『おぉ…』
相「驚くことないだろ
……随分帰りが遅かったな」
玄関開けたらすぐいるとは思わないでしょ
お兄ちゃんは随分とお怒りで…
そしてなんでいるの
『し、仕事は？』
相「抜けさせてもらった
デカくなってもお転婆な妹が心配でたまらなくて
…怪我は？」
『…特にナイデス』
相「あまりしたくはないが、俺は保護者として然るべき対処をとらないといけない」
『ﾊｲ…』
ま〜あ、ものすごく怒られた
でも多分心配が半分以上だと思う
桜餅が買ってあった
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文旦(プロフ) - お騒がせしております。文旦です。もうほんとに大変申し訳ない。何してんだと思いました。すいません。応援してくださっている皆さんありがとうございます。これからもどうかこんな作者を応援よろしくお願いします。 (2022年8月16日 4時) (
レス) id: bf8e4c0879 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文旦 | 作成日時：2022年8月16日 3時
