晨星のように儚いお話。(JW 赤×緑) (ページ44)

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緑side

〈いーーーち！！にぃーーーーい！さーーーーん！！よぉーーん！ごー！ろーく！なーな！はちきゅーじゅー！〉

部屋に響き渡る大洋の声。

『大洋あいつ、どんどん早なってるやん、笑』

「ほんまやな、笑」

キッチンでも充分聞こえて、ご飯を作りながら、大毅と笑う。

〈もーいーかーい！〉

まだ10秒しか数えてないのに。笑

桐「まーだだ、」

〈しゅつどー！！〉

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

「走ってった、笑」

『せっかちやなぁ、笑』

「まだや、って言ってんのに、笑

誰に似たんやろうね、？笑」

『んぁ？おれやけど？ご不満？笑』

「いーえ、笑」

『ふふっ、好き？なぁ、俺のこと好き？？』

そういって後ろから抱きついてくる大毅。

「もぉ、(テ、レ、ビ！)」

口パクでそう返す。

『好きか聞いてんねんけど、』

「ええから離しなさい、」

『好きって言うてくれるまで離さん、』

「ん、好き、」

『ふふっ、おれも、ﾁｭｯ』

そのままほっぺたにキスをしてきた大毅。

「なっ、ああもぉ、」

『顔赤いで？』

「うるさいっ、はよ手動かして？」

『はーい！』

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

〈ままー！〉

「ん、どうしたん？」

〈あんな！あれ、？ままおねつ？〉

「ん？おねつちゃうよ？」

横でいたずらっ子な笑顔の大毅。

〈おかおあかいで？〉

「ふふっ、ほんまに大丈夫やで。心配してくれてありがとうな。んで、どうしたん？」

俺を心配する大洋の言葉とその言い方があまりに大毅に似ていて、笑みが溢れる。デジャヴかと思ったわ、笑

頭を撫でて、そう問いかける。

〈あ！んとな、じゅんたとな、〉

「じゅんた、くん、」

〈あ、じゅんたくんとな、のんちゃんとあいちゃんとな、りゅーくんがな、みつからん！！あとはまちゃんも！〉

『大洋、おま、ほとんどやんけ！笑』

〈じゃあ、ぱぱがみつけてや！！〉

『おっ、やったろうやないか！とも、行って大丈夫？』

「あ、うん、大丈夫やで。」

〈ぱぱとたい、ちーむね！！〉

『ワンチーム！！』

〈なにそれ！！へへっ、わんちーむ！！〉

人差し指を掲げる親子。

ほんま、どっからどう見ても親子。笑

俺がこんな大毅に似た子を産んだと思うと、ほんま愛おしくなる。

絶対大毅には言わんけど、笑

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