晨星のように儚いお話。(JW 赤×緑) (ページ20)

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赤side

『とも、』

「おれっ、もう、ジャニーズWESTっ、、、くっ、やめ、」

『お願い。それ以上言わんといて。

あかん。そんなん絶対あかん。

もし、ともの事情を知ってさ、離れてく人がおるんやったら、またみんなで、着いてきてくれるように、がんばったええやん。

そのための、、メンバーやろっ？』

「おれはっ、もうここおったらっ、あかんのっ、」

『あかんことない、絶対。うん、絶対。120ぱー。

例えばさ、俺はよぉセンターらしくないセンターっていわれるやんかっ？』

「うんっ、」

『ファンのみんなは、ありがたいことにこんな俺を、好きやぁ、って言うてくれるけど、

それをよく思わん人もおるわけやんか？ええねんで、そんなん人それぞれやし。

でも少なからずよく思わん人がおるのはWESTにとって、マイナスやから、俺はWESTやめます、って言ったら、ともはどう思う？』

「あかんっ、いややっ、だいきはっ、だいきやからっ、だいきがっ、WESTのセンターやからっ、あかんっ、絶対あかんっ」

『ふふっ、ありがとうなあ、わかった？それと一緒やで。

ともがそう思ってくれるのと同じように、俺らもそう思ってんねん。

世の中いろんな人がおるねんから、よく思わん人がおるんは当然やし、やからって、ともがやめることないねん。

それぞれがマイナスやと思ってるところも、みんなで補い合って、支え合って、WESTらしさに変えてこうや。

どう？俺らっぽいやろ？笑』

「うんっ、うんっ、」

『俺らはともの障がいのこと、1ミリもマイナスやと思ってへんけどな？笑』

「ん、、」

ん？？寝た？？笑

ともの寝顔を確認して、そっと離れて、横にする。

『今日はほんまにお疲れ様やったな。』

落ち着いて良かった、

そう思った。

でも、俺らの戦いはこれからやった。

ともが無事退院してしばらく。

ともは、寝る前にエゴサするようになった。

まぁ案の定、あの生放送以来、酷い言葉を向けられるようになってて。

『なぁ、もうやめとき？』

「っ、うん、おや、すみ、、」

そんな泣きそうな声で、背中を向けられても、、

『とも、、大好きやで。』

「ふぅっ、ううっ、んっ、」

『明日はみんなで仕事やね。みんなおるから。』

「、、、」

俺の言葉に返すことはない。

正直今のともは放っておけない。

いつ消えてしまうかわからない、恐怖感がある。

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