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昼食を食べ終えた俺達は店の外に出ていた



「よかったんですか?奢ってもらっちゃって…」

「問題ない」



炭治郎は俺の鮭大根も合わせて全部俺が払うと言っていたが、流石に弟弟子に払わせる程懐が狭い訳ではない。
炭治郎は渋々了承してくれた



「じゃあ俺は善逸達の所行かないといけないので、これで失礼しますね!」



ぺこりとお辞儀をすると、手を振りながら走っていってしまった

それに応えるようにAも小さく手を降っていた



『…炭治郎が行ってしまったので、私も戻りますね』



こちらを見向きもせずAはそう言った
…何故こちらを見ないんだ



というか



「…もう、行ってしまうのか」



ボソッと呟くと、Aの肩が少し揺れた気がした




『……えぇ、まあ。ではこれで』




そう言ってAは俺に背を向けるとそのまま歩き出した


…あぁ、行ってしまう

そう思うと同時に、俺の手は勝手にAの手首を掴んでいた。


無意識だった




『…あの…冨岡さん?』

「……」




Aが俺を見つめる

俺の言葉を待っているのだろう


だが無意識だったので、この後の事などこれっぽっちも考えていなかった




…何か、何か話す事……





「……何か買ってやる」

『は?』




そう言い、顔を顰めたAに思わずビクッと肩を跳ねさせてしまった


怖いぞ、妹弟子よ。




『…いや、さっき奢ってもらったし、大丈夫です』

「心配するな。俺がそうしたいだけだ」




尚否定しようとするAの手を引いた




『っ、』

「行くぞ」

『いや行くぞじゃなくて』

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ゆい - 更新待ってますー!ワクワク (2020年3月8日 22時) (レス) id: ab0006bc39 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 陽雨さん» すみません大変お待たせいたしました…!待って頂けてとても嬉しいです!コメントもありがとうございます! (2019年12月21日 6時) (レス) id: 143fd0b4a4 (このIDを非表示/違反報告)
陽雨 - 可愛いっ。何だか義勇さんのしゅんって顔が浮かんできました。最近寒いので風邪に気をつけて下さいね。更新待ってます。 (2019年11月27日 17時) (レス) id: 60ccd0f591 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 慈輝(いつき)さん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです!更新頑張ります! (2019年11月17日 7時) (レス) id: 143fd0b4a4 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - カボスプレスさん» ありがとうございます!ですよね、義勇さん天然ですもんね笑更新も頑張ります! (2019年11月17日 7時) (レス) id: 143fd0b4a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華永 | 作成日時:2019年11月11日 19時

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