検索窓
今日:1 hit、昨日:274 hit、合計:983,555 hit

15 ページ15

「どうぞ。」



カチャン…とコーヒーの入ったカップをテーブルに置く。



正確にはそのカップを乗せたお皿、だけど。



3人はゴクッと同タイミングで飲む。



仲良いな。



ビッチ『…あら。』



莉桜『これ…!』



メグ『美味しい…。』



どうやらこのコーヒーは3人に好評だったみたい。



安室さんに言ったら喜ぶかな。



「安室さん、私の知り合いがコーヒー美味しいって言ってました。」



安室『おや…ふふ、嬉しいですね。』



その笑顔、簡単に女性に向けないでね安室さん。



なんて言葉は心の中に押し込める。



安室さんがお客様にデザートを持っていったタイミングでビッチ先生に名前を呼ばれた。



「どうしたんですか?」



ビッチ『どうやら昔の知り合いが動き出してるみたいなのよ。』



「…!」



昔の知り合い…動き出してる…。



こんな含ませた言い方をするということはきっと、殺し屋関係だ。



もしかしてE組の誰かに被害が?



メグ『そう。私達はそれを伝えに来たの。』



莉桜『烏間先生に聞いた話だけど、柳沢の部下が生きてることがわかった…って。それにその部下は柳沢の側近。』



ビッチ『それに防衛省の人間も関係してるそうよ。これはカラスマ情報。』



暗殺教室で身につけたポーカーフェイスを駆使して、平和ボケした話をしているような表情を保つ。



だけど内容は暗殺者だったり殺し屋だったりの話。



自分でも思う、物騒だと。



すると安室さんが戻ってきたので急いで話題を変える。



「ビッチ先生って烏間先生と結婚したんだよね?」



ビッチ『そうよ…でもカラスマったら…。』



あ…この話振っちゃったらビッチ先生止まんなくなっちゃう。



烏間先生とラブラブなのは良いけど愚痴に見せかけた惚気を言ってくるのはいい加減やめて欲しい。



本当の話かどうかは分からないけど、ね。



でもそれより柳沢の部下の事だ。



もし私達に危害が加わるのなら、こちらもやるべき事をやるしかない。



でも流石に10年も前の事だから、私達に関わることは無いと思うけれど…。



だって関わる必要なんて無いのだから。



殺せんせーも柳沢も、もう…居ない。



だからこれ以上、私達の傷を抉らないでくれ。



そんな事を願っても、神様を不公平で。



その日の夜、静かに私の携帯が震えた。







.







大変です!

16→←14:詳しい事



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (723 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1770人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ヒヨコ(プロフ) - ホントにおもしろかったです!次の作品も楽しみにしてます! (2020年6月14日 19時) (レス) id: a71ea1e4cf (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 夢主のファーストキスってビッチ先生なんじゃ (2020年6月1日 18時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
Mocha(プロフ) - 面白かったです! (2020年5月13日 21時) (レス) id: 87128bc86a (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - あのすみません、16の、カルマのセリフの「どうやらちがうみたい」が「どうやるちがうみたい」なってますよ。 (2020年5月5日 17時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - *利茄*さん» 何の小説ですか?題名、教えて下さい! (2020年5月4日 12時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:セツ | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年4月3日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。