1日遅れの。(72話) ページ22
快斗に連れ去られた工藤くん。
新一『離せ！おいキッ…！』
『バッカ、言うんじゃねぇよ！』
蘭『あの二人って…交流あったの？』
「さぁ？」
蘭『けど楽しそうだからいっか！』
「そうね。」
蘭はかき氷を、私ははしまきを食べながら2人を待っていると、肩をトントンと叩かれた。
蘭『新一おかえ……り？』
同時に振り返ると、そこには見覚えのない男の人3人が居た。
「どちら様ですか。」
男1『お、ラッキー。当たりじゃん。』
男2『それ。両方当たり。』
「チッ。」
ナンパか。
「蘭は工藤くんに知らせて？私が受け持つ。」
蘭『でもっ…！』
男3『あーらら、かっこいいー。でも1人になられちゃ困るんだよなー。』
そう言い、蘭の手も掴む男。
「…！離しなさい！」
私は男の手を払った。
男3『いったー。暴力反対。』
男1『ねぇ、痛がってるよ？責任、とって？』
「は？」
蘭が2人がかりで連れて行かれそうになっている時、私は目の前の男と向き合っていた。
男1『へー、胸もでかいんだ。あの姉ちゃんよりこっちのが優良物件だったって訳か。』
「汚い手で触らないで。」
振り解けない腕に苦戦しながらも、蘭の方をちらりと見る。
浴衣を着ているからか、いつものように空手で相手を蹴ったりはしていなかった。
殴らないのも、きっと工藤くんがかき氷買ってくれたからかしら。
男1『よそ見はダメだよ。お嬢さん？』
顎をガッと掴まれ、無理矢理顔を近づけられる。
「っ、辞めなさいってば…！」
私も浴衣を着ているため、反抗できない。
蘭『嫌ぁ！離して！』
「蘭っ…！」
蘭『A…。』
涙目で私に訴えかける蘭に何もしてあげられない自分に腹が立つ。
こっちには男は1人しか居ないが、蘭には二人がかりだ。
男1『だから、よそ見禁物って言ったよね？』
「っ！？」
唇同士の距離があと数センチ、というところまで来ている。
さすがの私も冷静でいられなくなってきた。
も、だめ…。
ぎゅっと目を瞑ると、"うわぁぁ！"という男のうめき声が聞こえてきた。
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ピコピコハンマー - 「気をつけて」は「を」です！とっても面白い作品です！これからも頑張ってください！！ (2021年6月19日 9時) (
レス) id: a1310badd0 (このIDを非表示/違反報告)
魔理華 - 楽しみに待ってます！ (2019年7月15日 20時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 魔理華さん» ありがとうございます！頑張りますっ！ (2019年7月13日 0時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
魔理華 - 面白かったです！続きが気になります！更新頑張ってください応援してます (2019年7月12日 7時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 黎夢さん» ご指摘ありがとうございます！当方あまり弓道に詳しくなく、調べた限りの事で更新しておりました…。良ければ、改善点を教えていただけないでしょうか？ (2019年7月8日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セツ
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年5月25日 11時
