【名探偵コナン】怪盗キッドの協力者【怪盗キッド】

新一＆コナン誕生日記念specialstory(33話)/新蘭です/ ページ33

コナン side



コナン『っん……ふわぁ…。』



ある日の朝。



ただの土曜日で、目を覚まして蘭の朝飯を食べる。



……という訳ではなく。



今日は俺の誕生日だ。



蘭には"たまたま工藤新一と同じ誕生日"と伝えている。



だから知ってると思うんだけど…蘭は朝から部活で作り置きの朝飯。



そんでおっちゃんは昨日から、久々の依頼だっつって泊まり込みの調査に行ってる。



コナン『何ヶ月ぶりだよ…1人の朝飯。』



まだ俺が新一だった頃は1人でご飯を食べていた。



だから慣れてはいる。



もぐもぐと口を動かし、目玉焼きを頬張る。



やっぱり蘭の飯が1番。







そして飯を食べ終わり、ケータイを確認すると1件も着信が来ていなかった。



コナン『おいおい…忘れてんのか？』



まぁ、いいか。



私服に着替え、博士の家まで足を運ぶ。



ピーンポーン



コナン『おい博士ー？』



ピピピピーンポーン



コナン『灰原ー？』



イタズラのように連打したら灰原も怒って出てくるだろう思いとしてみるも、中々出てこない。



まさかっ、何かあったのか！？



ガチャッ



コナン『鍵は掛かってる、か…。』



俺は合鍵で鍵を開け、勢い良くドアを開けた。



コナン『博士！博士！！おい灰原！？返事しろ！』



シーン……。



コナン『居ねぇ、のか…。あっ。』



そういえば昨日灰原が博士を人間ドックに連れて行くって言ってた気が…。



コナン『なんだよ…。』



ったく…。



普通に考えれば出掛けてる、なんてわかるのに。



何焦ってんだ、俺。







そんで最終的に行き着いたのはポアロ。



…と言いたいところだが、定休日の札が掲げられている。



なんだよ…みんなして。



もう行く場所と言えば、新一の家とかしかねぇな…。



でも昴さん居るし…。



またブラブラと足を進める。



公園の横を通り過ぎ、デパートの近くまで来ていた。



すると、ピリリリリと電話が鳴る。



コナンの方の携帯か。



コナン『もしもし？A姉ちゃん？』



「うん。ごめんねコナンくん。今蘭に会いに来たんだけど部活の事すっかり忘れちゃってて…。コナンくんも居ない様子だったから戻ってきてくれないかしら？」



コナン『うん！いいよー。』



Aちゃんからの電話に柄にもなく嬉しくなり、少しスピードを早めて探偵事務所まで戻る。



階段を駆け上がると、そこには誰も居なかった＿＿＿＿＿＿

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