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#7 ページ7

ホテルに着き、お金を払う。



この分は絶対割り勘だから、うん。



「すみません。部屋ってまだ空いてますか?」



受付『少々お待ちください。』



まぁまだ午後6:00だし、2部屋くらい空いてるっしょ。



…あ、私も泊まる理由は、センラさんと連絡先交換してない→私が帰ると次の日の朝センラさん意味わかんなくなるってこと。



受付『お待たせ致しました。1部屋なら空きがございます。』



……は?



「え、1部屋…ですか?」



…よし、置き手紙だ。



待って、私天才じゃん。



「分かりました。ありがとうございます。」



鍵を貰って、その部屋に行く。



ドアを開けると無駄に広い部屋で。



「折原さーん。」



『んー…ベッド…。』



私から離れて、フラフラしながらもベッドにダイブ。



私は鞄の中からメモ帳とシャーペンを取り出し、ベッドの横にあるサイドテーブルを使って置き手紙を書く。



折原さんへ

酔い潰れていたので、ホテルまで運びました。

勝手なことしてすみません。

ゆっくりと休んでください。

高山。



…うん、(センラさん愛について)書きたいこともっとあるけど、そこら辺にしておいた。



「よし。」



スッと立ち上がる。



振り返ると、寝ぼけたままスーツの上着を脱いでいるセンラさん。



「はぁ!?」



目のやり場に困る。



すると、ポーンと床に投げ捨て、また眠ってしまった。



「…なんだ…。」



って、何がっかりしてんだ、私。



「それでは、おやすみなさい。」



部屋を出ようとすると、どこからが腕が伸びてきて手首を掴まれた。



「…へ?うわぁっ!?」



そのままベッドに引きずり込まれる。



「ちょ、ちょちょ…!」



『ん……ね、む…。』



ねむ…?



眠いんだったら寝ろよ!と思いながら、離れようと腕を押してみる。



だけど思いのほかがっちりとホールドされていて。



うっそ…出れない…。



血の気がサーッと引いていく。



もしこんなとこ見られてたとしたら、炎上する…。



いや、ホテルだから無いんだけどね?



「あーもう…のいて下さいって!」



ビクともしない腕。



まだ早めの時間だけど、今日は朝早かったからあくびが出る。



…いや、まじか。



寝ちゃダメ寝ちゃダメって心では思っているけど、それには逆らえない。



数秒だけね…と思って目を閉じる。



そこからの記憶は…もちろんない。

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設定タグ:センラ , 恋愛 , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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心愛 - 更新楽しみに待ってます! (2019年1月23日 2時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 弓乃さん» 前言ってましたね(笑) 酔ったセンラさん見てみたいです(笑) (2018年7月30日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
弓乃 - 待って、センラさん貴方何もないところで転んでそれに気が付かなかった人なんだから、やめなってww最高です。夢主ちゃんの気持ちすっごい分かります!ふぁぁぁ…いいなぁ〜。私もそんなドッキリハプニング起きて欲しい…続き、正座待機で待ってます! (2018年7月25日 22時) (レス) id: 37f466ffe8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セツ | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年7月19日 10時

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