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「ん…。」
ねむ『あ、おはよう。』
「おはよう、ございます…。」
朝起きたら、ねむちゃんがエプロンをして部屋に来ていた。
「あ、私用事あるので帰りますね。」
ねむ『…?そう?皆さんに挨拶は…。』
「ねむちゃんが、お願いします。…では。」
ねむ『ええっ?ちょっ…!』
カバンを持ち、早足で家を出た。
用事なんて無い。
なんだかあの家にいたくなかった。
「さて、どうしようかな…。」
観光…とか?
いや、名古屋帰るのもあり…。
「…帰ろ。」
私はそのまま電車に乗り、名古屋まで帰った。
/senra_side/
坂田『ほんで、センラどうすんのー?』
『どうするって…何がやねん…。』
うらたんの家を朝出て、坂田の家に来た僕と坂田と志麻くん。
志麻『ちょ、坂田。センラさん気付いてないんやから。』
坂田『あ、そっか。』
『あのさ、昨日から思うんやけどなんの話してんの?』
そう聞くと、はぁー…と長ーいため息をつく2人。
やっぱり分からへんわぁ…。
志麻『んー、あっ、ほな質問変えよ。センラさんは、その高山さんとどうなりたい?』
『どう…なりたい…。』
坂田『せやせや。どういう関係になりたいん?』
『んー……。』
頭の中でぐるぐると考える。
…あかん、パンクしそう。
『わか、らん。』
志麻『はぁ?もう…話にならんてー。』
坂田『センラが疎すぎて…。』
脱力する2人。
『ご、ごめん…。』
志麻『…まぁ、ゆっくり分かっていきー。』
坂田『うんうん。』
『…なんやわからんけどウザイんやけど。彼女持ちの余裕みたいな感じする。』
ボソボソと言うと、2人はにやけながら彼女の話をしようとする。
志麻『かちゃはなー、あんねぇ……(ry』
坂田『あわも可愛ええねんで……(ry』
『あーあーあーあー。うるせーうるせー。』
嫌味っぽく言っても愛を語り続ける2人。
あかん、こいつらアホや。
…そういや、高山さんって"ヤマさん"って名前でTwitterやってんねんな…。
ケータイを出してTwitterを開く。
隣ではぎゃーぎゃーと言い合いしよるし…。
志麻『かちゃのが可愛いし!』
坂田『いーや、あわの方がええ!』
ほんま、なんの言いやねん。
『…お、あった。』
ヤマさん@yama_biko
電車なうー。
名古屋帰ってるよ。
【写真】
名古屋帰ったんや。
…なんで寂しいとか思ってんねやろ。
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心愛 - 更新楽しみに待ってます! (2019年1月23日 2時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 弓乃さん» 前言ってましたね(笑) 酔ったセンラさん見てみたいです(笑) (2018年7月30日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
弓乃 - 待って、センラさん貴方何もないところで転んでそれに気が付かなかった人なんだから、やめなってww最高です。夢主ちゃんの気持ちすっごい分かります!ふぁぁぁ…いいなぁ〜。私もそんなドッキリハプニング起きて欲しい…続き、正座待機で待ってます! (2018年7月25日 22時) (レス) id: 37f466ffe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セツ | 作者ホームページ:
作成日時:2018年7月19日 10時