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みんなと別れて、1人で体育館の中に入った
そこにはすでにたくさんのマネがいて、
『やっときたよ 』
『 おっそー』
『 A先輩、あの6人といるからって調子乗りすぎ』
こんな声があちこちから聞こえる
みんなには言ってなかったけど、ここ最近ずっとこんな感じ
私がプレーヤーをみてる暇がないのは、マネだからとかそんなことではなくて、
まりあ「ねーAちゃん!これ、やっといて?」
まりあさんは先輩で、マネの中で1番えらい人
にこ「あー!これもよろしくー!」
彼女も先輩でまりあさんとは仲がいい。
あ「...こんなに...」
まりあ「は?できないの?」
にこ「よーろーしーくーね?」
あ「はい...」
いつもならどうってことないのに、今日はなんかすごく心に刺さって、涙が溢れそうになる。
体育館の入口の方へ行くと、みんなの声が聞こえて、こらえていた涙が一気に溢れた。
いつの間にか目の前には6人がいて。
心配そうな顔をされるから、私の口も勝手に開いてしまう。
平野「ごめんな?俺らのせいだよな」
あ「ちがうよ?ちがう!...ごめん、私今日かえるね!また明日!」
最後の力を振り絞って、私はみんなに笑ってみせた。
そして、走って走って走って走って
私の大好きないつもの場所に向かった。
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作者名:白雪姫 | 作成日時:2019年4月1日 0時