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◆白菊 1 S ページ3




「ねぇ?なんでこれがが持ってるの?ねっ!智っ!どこにいるのっ!!」


に のは泣きながら俺の腕を掴んで揺さぶる!


「ね?ね?どーいうことだよ…っ!」


智くん?
あんたの愛しくて守りたいと、何があっても守りたいと思ってる奴が智くんの名前をみて、意味がわからないと…あんたがいなくなってから泣けなかったのに泣いてるよ?

ホントにこれしかなかったの?

勉強ができても…
いい会社に入ってても…
こんなに泣いてるに のを見て

俺にはこれが正解だったなんておもえないよ…。

「に のごめん。俺…知ってたんだよ。智くんがに のの前からいなくなることも、この招待状の意味も」

「はぁ?…どーいうこと?」


眉間にシワを寄せて上目遣いに俺を睨みつけてくる強い瞳に俺は怖気づきそうになる、だけど俺はに のに真実を話す


いいよな?
智くん



━━


「翔くん?お願いがあるんだけど?」

「何?改まって?」


なんでもそつなくこなして人に自分のことを話したりしない智くんが珍しく俺にそんなことを言ってきた

「前にさ?チラッと話したこたあったけど俺って複雑な家庭じゃん?それを不幸だな〜なんて思ったことなかったんだけどさ、やることとか、全部自由にさせてもらってたからさ…人としてどうなんだ?ってことはまぁ…あるんだけどさ?」

「うん?智くん…何かあったの?」

「周りとかマスコミとか?散々俺のこと隠し通してきてたみたいなのに、会社を継げって言われたんだよ。嫌だって!言い続けてたんだけどさ?いろいろ調べられて…っていうよりはずっと監視されてたから…さ?俺のことなんて知り尽くしてる訳よ…それで…」

智くんはすごい言いにくそうにして

「和也が…和也だけじゃない翔くんや相葉ちゃんや潤にまで親戚や家族全部に迷惑がかかることをするって言われたんだよ。あの人ならやりかねないからっていうかもうすでに…」

「なんだよそれ?智くんはホントにそれでいいの?俺たちならさ!大丈夫だよ!そんなことでっ!そんなことに のが知ったら!」

「だから…黙っていなくなる。そのあとのことをお願いしたい。こんな勝手言ってホントにごめん。でも翔くんにしか頼めないから…しかも俺あの人の決めたやつと結婚までしないとダメ…みたいでさ?ははっ」



笑いながら泣いたんだ。

◆2→←◆黄菊 O×N



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作者名:REN | 作成日時:2020年4月17日 11時

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