クル先のマブは美術教諭3【twst】

進路コンサルティング！ ページ2

〈2-B〉



｢オレ、は…………動物言語学が、得意なんで、、それを活かせるような、仕事がいい、とか。やっぱ魔法士として働けたらいいなぁなんて。｣


｢ナルホドね、ラギーは平均で言えば成績は悪くは無いんだけど、、得意科目と苦手科目の差が激しいネ。｣


ラギーの成績は動物言語学だけ成績が良く、他の教科は中〜中の下、辺りをさまよっている。


｢うっ、やっぱ今の成績じゃ大手はムズいッスか？｣


｢ン？そんなことはないダロ。マジフトも活躍してるし。コミュ力高いし。マァ魔法士として働きたいよな、どうせNRC入ったなら。｣


｢ハイ……。｣


ラギーは自信があまりないのか、耳がぺそりと下がった。


｢フーン、動物言語学、獣人でも得意じゃない奴も多いし、結構強みになると思うから、そっち方面の、、動物の生態を調査する研究者だっていいんじゃないの？これだけは嫌とかある？｣

｢研究者は、向いてない気がするッス……、データとにらめっこするとか、あんま自信ないっス。あとは事務仕事とか、、｣


｢今どきデスクワークばっかだぞ。まぁ生物学の一部はフィールドワークも結構多いと思うけど。奥深いからな。………教師とかは？興味無い？｣


｢……え、教師？オレがっスか？｣


｢うん。向いてそうじゃん？人と関わるの上手いし、面倒見もいいし。研究室に入って、しばらく研究して、その分野の教師になるとか。別に進学したっていいんだ。4年生にも、インターン行かずに進学コースで学校に残って勉強してるヤツもいるしな。｣


ラギーは思ってもみなかった選択肢に目を白黒させていた。


｢マァ教員は別に給料高くねぇけど。ココは私立だし高いほうだと思う。安定はしてるな。でも研究職はちっとも給料高くねぇな！ワハハ！｣


｢やりたいことやって大金持ちになれないもんスかねぇ……。｣


｢割とやりたいことと給料って見合わんもんだよ。マァ、オレは好きなことやって大金持ちになってるケドな！｣


｢うわぁそういうマウント要らない。｣


｢まぁなんにせよ、広ーく色んな職種見て、色んな可能性探って少しずつ絞っていけばイイヨ。そんで3年生までに方向が見えてくると良いな。｣

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